「ありがちな展開の中でもキラリと光る部分がありました」ノウイング だいすけさんの映画レビュー(感想・評価)
ありがちな展開の中でもキラリと光る部分がありました
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50年前にある少女が残した「謎の数列」の法則性を偶然知った主人公が、
地球を救うために奔走するという話なんですが、正直、サスペンスの部分はありがちな展開でした。
映像的には、飛行機事故の場面と地下鉄の事故の場面が凄い迫力で、この2ヶ所だけでも観る価値はあったかな?と思います。CGと実写の合成なんでしょうけど、「どうやって撮ったんだろう?」と感心しました。
「謎の数列」の意味が判明して、その最後に人類の滅亡を意味する言葉が書かれていることが判ってからは、人類を救う物語というよりは父と子の絆の物語になって行きます。
この映画の肝は、やっぱり最後のオチだと思うんですけど、この作品に関して言えば、唐突な感じではなくて、最初から伏線があったので、まあ納得でした。
あの流れだと、ああいうオチに持ってくしかないと思うんで(笑)
父子のドラマをもっと掘り下げて描けば名作になったと思うんですけどね。それでも息子と別れる場面は感動してしまいましたが。
人類の新たな「アダムとイブ」になった2人のその後が気になるラストでした。
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