「ブルース・リー」グリーン・ホーネット kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
ブルース・リー
ケイトーのスケッチにブルース・リーを描いたものがあった。やはりブルース・リーにリスペクトしてたんだな。
悪党を一掃しようと最初にやったことは父の銅像の首を切り取ることだった。この辺りからコメディ感爆発。まずは動機がかなり安易なものだったことに驚いたのだが、徐々に本当の正義とは何か?と放蕩息子のブリット(ローゲン)は気付いてゆく。正義の味方ってかっこいいじゃんといった前半だ。それもかなりダークなヒーローを目指すあたりがいい。
従業員75000人を抱える新聞社デイリー・センチネル。かつては真実の報道を追及していた会社だったが、地方検事のスカンロンが再選目的のためマスコミを買収し、犯罪撲滅の公約を果たすような悪党だったため、徐々に正義感が薄れてきていた。偶然にも悪党狩りを突き進んだグリーン・ホーネットと相棒のケイトー。その頂点たる麻薬ギャングの大物チュドノフスキー(ヴァルツ)が黙っちゃいなかった。
年を取りすぎたヒロイン・キャメロン・ディアスは犯罪学を学んだだけあって、彼らにチュドノフスキーの行動を予測して教えるが、コメディキャラのローゲンにはなかなか伝わらない(笑)。最初の取引現場でもいきなりの重機による土砂生き埋めシーン。後半のカーチェイスも楽しめる。残虐なところでは、緑の服を着た人間、緑の車に乗った人間が大勢殺されたところ。かなり悪党を殺しまくることにコメディタッチとギャップがあるのだが、スカンロンの悪行を暴けなかったという中途半端な爽快感になってしまったのが残念。
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