「ぬかみそ臭い時間を過ごす相手を選んだんだと思う」イエスタデイズ shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
ぬかみそ臭い時間を過ごす相手を選んだんだと思う
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映画「イエスタデイズ」(窪田崇監督)から。
物語の場面を説明すると、長くなるのでやめるが、
主人公の父は、32年前、
ピアニストとして将来を期待される美しい音大生と恋をした。
しかし、結婚相手に選んだのは、彼女ではなかった。
「アルバイトは社会勉強だと思っていますから」と呟くような
本当に、普通の女性である。
その選ばれた妻役を演じる、風吹ジュンさんが
昔を振り返りながら、息子に説明するシーンが印象的だ。
女神のような存在の美しい音大生より、
同じトイレを使ったりすることにも我慢できる相手、
それが「ぬかみそ臭い時間を過ごす相手」という表現になった。
確かに、夫婦や家族って、同じ洋便器を使うことにも抵抗がない。
(わざわざ、除菌はしない・・・と思う(汗))
そんな相手の方が、結婚相手にはいいのかもしれないな、と
一人でメモを取りながら、苦笑いとなった。
結婚相手を決める判断基準が、同じ洋便器を使っても気にならないか?
なんてのは、どうだろう。
まったくトンチンカンなことでもなさそうだ。
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