『コネクテッド』(08)
今年鑑賞し、とても面白かった作品。
今作、ベニー・チャン監督・製作・脚本の、
一本前の作品と聞き、名画座2本立てで鑑賞してきました。
と、言っても本当は、
同時上映されていたもう一本
『言えない秘密』(07)昨年以来
2回目の鑑賞が一番のお目当てだったんですけどね(苦笑)
☆彡 ☆彡
うん、アクションを楽しむ映画ですね
うん、迫力あって、楽しかったですよ(笑顔)
『コネクテッド』と比べると、
完全にアクションを眼で見て
楽しむ作品になっていました。
サスペンス性、
男の友情、仲間の友情といった柱はありますが、
“アクションを魅せる”ことに重心をおいた作品でした。
そのアクション、
エンドロール中に、
撮影風景が流れますが、
マンション屋上からの飛び降り、火の中と、
文字通り体当たり演技で、観ているこちらのほうが
ハラハラさせられました。でも、今年に関すると、
『チョコレートファイター』という、規格外の、
女性アクション映画がありましたので、それと、
比べてしまうと、どんなに凄くても見劣ってしまうのですが(苦笑)
あと、心に引っ掛かったのは、音楽の使い方。
お客さんを泣かしにいく曲って、
どの映画でもあるじゃないですか。
今作、某シーンで、それが流れ始め
「(いやいや、ここでその曲はおかしいでしょ)」と
監督の思惑とは反対に、プッと噴出してしまいました。
あのシーンは、
保育園児に励まされ、お礼を言われること、
そして、これから最終決戦におもむくこと、を
考えて、泣かしにいく曲でなく、勇ましい曲を流すべきです。
他にも、曲の頭だしが早くて、
「(おいおい、もうワンテンポおそくしないと、露骨すぎ)」と
突っ込んでしまったシーンがあり、こういったところからも、
こりゃ、ストーリー云々でなく、完全にアクションを楽しむ作品、と
感情をシフトさせたほうがよさそうだな、と感じさせられた次第です。
☆彡 ☆彡
わたしは、
『コネクテッド』鑑賞後に同作を観たので、
良かったのですが、上映年の順番通りに鑑賞した人は、
『コネクテッド』のオチに、おいおい『インビジブル・ターゲット』と
おなじかよ!と失望(失笑)した人が、いるかもしれません。
今回、足を運んだ名画座。
その辺りも考慮したのでしょうか。
前日に『コネクテッド』を上映し、
一日後に『インビジブル・ターゲット』を上映していました。
ここは、名画座のファインプレーです。お見事!天晴れです!!
ブツブツ書きましたが、
先の見えぬ展開に、思わぬ友情(共感)まで生まれて、
なかなか楽しく、そして後味もすがすがしい作品でした。
次回作品も、楽しみにしています(笑顔)