「キャラに魅力を感じない」MW ムウ ソロモンさんの映画レビュー(感想・評価)
キャラに魅力を感じない
原作は漫画であの有名な手塚治虫さんの作品。原作は未読ですが正直この実写はわかりずらいものでした。
何よりこの映画に出てくるキャラに魅力を感じませんでした。玉木宏さん演じる結城を凶悪な悪役としたかったのかもしれませんが、そういったキャラに見せるための段取りが不十分すぎる気がします。
玉木さん自身しっかりと演じているとは思いますが脚本が悪いのか結城のしたいことがいまいち理解できなかったです。
あとMW(ムウ)のサンプルのある施設を結城が占拠する過程などがごっそりと省かれていたりと何かと荒っぽい展開が続いたのも不満です。そのせいで緊張感もなくなってしまいます。
あと音楽がやたらと大げさ。アクションシーンならまだしもただ会話をしているシーンでもまるでボスが登場したかの様な大げさな音楽が流れてくるのはいかがのものかと。
なんだか韓流アクションのような作品で不満がやたら目立つ作品です。ラストはあのテロ事件を思わせる終わり方でしたがこの作品が全体を通じて伝えたかったものはそれだったのでしょうか?だとしたらより一層わかりずらい作品です。
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