「大地と自由と」チェ 28歳の革命 EC07さんの映画レビュー(感想・評価)
大地と自由と
以前、何かのインタビューで「尊敬する監督はケン・ローチ」と語っていたソダーバーグさん。なるほど、このチェ・2部作を見ると、ケン・ローチが撮った一連の戦争映画を思い出します。よくソダーバーグさんは“ドキュメンタリー・タッチ”と賞されますが、手持ちカメラをむやみに振り回す、擬似ドキュメンタリーではなく、光や風、そこにしか存在しない一瞬を発見しながら撮る、真のドキュメンタリー・タッチを、この2部作には感じたのでした。そもそもあまり好きではなかったソダーバーグさんの映画の中では、一番好きです。
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