「暴力コント。」ドロップ ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
暴力コント。
品川庄司の品川ヒロシの自伝小説を映画化。
え?この人って不良だったの!?くらいの感覚だった^^;
どう見たってお坊ちゃん面だ。頭もいいみたいだしねぇ。
映画好きは知っていたが、まさか自分で監督をやるとは。
友人が水嶋ヒロの大ファン。観たい!観たい!というので
一緒に観た。観た後の彼女の顔はなんとなく青ざめてた^^;
ケンカのシーンが結構リアルで、金属バットも出てくる。
「人間はそう簡単に死なねえんだよ!」が決まり文句の達也
(水嶋)がボコボコに相手を殴り倒すも、確かに誰も死なない。
(けっこうすんごい殴り方してますけどねxx)
以前、クローズZEROの時も書いたけれど、正しい不良映画?
で殺し合いは絶対に描かれない。ケンカのやり方をちゃんと
知っている人間なら、命を奪うような殴り方はしないものだ、
というルールをきちんと守っているからだ。ここは今作も◎。
主演の成宮くん、実は最初に達也役をオファーされたものの、
自分でヒロシ役をかってでたんだそうだ。それで正解かも^^;
クールなカリスマ番長、というイメージはヒロの方が合ってる。
血走った時の目つきなんか怖いくらい。実はこの子といい、
波岡くんといい、どうも私には宇宙人に見えてしまうのだが。
話の内容は…普通の?不良たちの日常生活が描かれるが、
脇に個性的な面々を配し、巧い具合に飽きのこない展開に
仕上げているので中だるみがない。ややお笑いに走っており、
どうなのかなぁ?的な部分もあるが(汗)切替の早さもあって
初監督にしては、、と感心した。
あの上地が主役を食うような演技を披露するところもあり^^;
遠憲、哀川の掛け合いには最後まで笑ってしまったvv
(ドロップって聞くとサクマ式ドロップスを思い出すなぁ~(古!))