「ケータイ小説」赤い糸 kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
ケータイ小説
盛り上がらない序盤・・・さすがケータイ小説だ。それとも脚本が悪いのか?三角関係、四角関係になるのが中盤。ここでの中川沙良(桜庭ななみ)が可愛い。高橋陸(木村)を好きだと言ってたのに、その高橋が西野が途中で修学旅行から帰ってしまったのをいいことに、芽衣と2人きりで長崎を歩いていたのだった。そして安易な屋上からの飛び降り自殺。一命はとりとめたのだが・・・記憶喪失?そして横浜から大阪へ転校。一方、芽衣を避けるようになった淳史のほうも転校。なにか秘密がありそうだ。
さらに、学校では沙良の記憶喪失の件でクラスのみんなからイジメに遭う。さすが中学生、思考回路が短絡的。というか、クラスの他の生徒はそんなに沙良のことを思っていたのか?わけわかんねーよ(笑)。
中学を卒業。高橋と付き合うことになった芽衣だったが、高橋は芽衣の入学した高校を落ちてしまい、夜間の学校へ。そのためデートをするには毎日夕方5時からの短時間。しかし、束縛する気持ちが強すぎ。いきなりDV男になってしまった(笑)。その束縛のせいで失恋した友人・美亜(岡本玲)の相談にも乗ってやれず、美亜はドラッグをやり始めた。そして高橋は交通事故で死亡。そして16歳の誕生日を迎えた芽衣は両親の離婚話を聞かされ、自分が本当の子ではないことを告げられる。
終盤もドラマでその後の展開をするためにあっけなく終わる。映画では純愛といったイメージを残したかったのだろうけど、原作では中学生のときから皆セックスしてたり、かなり破滅的な内容のようだ。女子中高生から圧倒的な支持を得るためには、こうした破たんがないと無理なのだろう。ドラッグが悪として描かれてはいるものの、薬物の恐怖とまではいかなかったようだ。