劇場公開日 2009年1月31日

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「長い長い感動的なコント。」愛のむきだし eigakabosuさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0長い長い感動的なコント。

2015年5月3日
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泣ける

笑える

楽しい

ずっと前から観たかったんですが、なにせ長すぎて気合いが必要でした。
実際長かった。
長すぎて途中休憩挟んだりしましたが、やっと観れた達成感でいっぱいです。
観て良かった。

満島ひかりちゃんが好きで、最初からほぼ彼女目当てでした。
やっぱり素晴らしい。
かわいい。とにかくかわいい。それ以上にあの爆発するような演技。
数年前ドラマで大竹しのぶさんと共演していましたが、惹きつけられる感じが同じでした。見入ってしまう。大竹しのぶさんのように神憑っていくんでしょうね、きっと。
そして意外にもAAAが良かった。
下巻に入るとおネエ役に磨きがかかってました。キレッキレのアクションも痛快。
難しい役どころの安藤サクラさんも、見事に狂っていました。最初から最後まで。
とにかく配役が素晴らしかったです。
親戚の家の女の子、誰だこの素朴なのに華がある顔立ち松岡茉優ちゃんじゃないのかと思ったら!!!得した気分になりました。

物語も演出も何もかもやり過ぎ。突飛すぎ。
途中から「長いコント」を観ている気分でしたが、それが逆に良かった。
中学生のような下ネタも無駄にかっこいい盗撮シーンも、くだらなすぎて
笑ってしまいました。何事も極めると堂に入るのですね。
途中からは何が起きてもすんなり受け入れることが出来ました。
映画で、コントで、エンターテイメントですから。
そしてラスト、まさかの感動が待っていました。不覚にもちょっと泣いてしまった。

クラシック音楽やゆらゆら帝国が宗教的な雰囲気を演出するのに一役買っています。音楽が効果的に使われている。素晴らしい。

長いです。本当に長いです。
でも、観る価値ありです。

eigakabosu