「観客拷問映画」クレーマー case1 odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
観客拷問映画
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クレーム担当部署が舞台、予想通り不条理なクレームにウジ虫うじゃうじゃ、主人公同様観ているほうも不快感、ストレスがたまる一方。
この観客にストレスを与えて興味をつなぐ手法はB級ホラーによくある手口。確かに必然性のない妹のシャワーシーンはB級映画らしい、ヒチコックのサイコ・サスペンスを真似たつもりなのだろうか、といってもこの映画、サスペンスとは違った代物。
謎のクレーマーの仕打ちは嫌がらせから殺人にまでエスカレート、果たして犯人は誰で動機は何なのかさっぱり明かされず謎解きも皆無なのでサスペンスのジャンルにも当たらない。こうまで、あえてはぐらかすのは続編狙いの魂胆なのか・・。
では、この映画何なのかと言えば観客を不快の沼に陥れ困惑させる観客拷問映画とでも言っておこう。作家性なので好みでしょうが、あまりの卑劣な手法に評価する気にもなれません、不快にされた分、怒りを込めて星なしです。
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