「映像は素晴らしいです。FAXというのでしょうか。」2012 yuzurihaさんの映画レビュー(感想・評価)
映像は素晴らしいです。FAXというのでしょうか。
離婚した元夫婦、夫は売れずあまり家庭的ではない小説家ジャクソン
元妻ケイトにはもう同居人の恋人があり再婚も近い状況。
それがあるタイミングで地球危機を察知し、子供と元妻、そして
流れで恋人も連れだってとんでもない災害映像が繰り広げる
脱出劇が見どころでもあり主な流れです。
ビルや、道路の倒壊シーンでもつかまって耐えてる人々が見えます。
でっかい画面ならもっとリアルかも。ダライラマでしょうか。
ぽつんと立つ寺院でひとり鐘を打ちそして津波に飲まれていく。
ともかく息を飲むシーン満載。主役の元夫婦と言いますと
ジャクソンと元妻ケイトは脱出移動中のほんの休息時、互いの過去
と今を確認しあいます。ちょっと懐かしい感じで当時のあなたは
酷かったと。もしかしてやり直せるかも?とジャクソンはゴードンは?と
尋ねます。今は恋人である整形外科医のゴードンが好きだとケイトは良い
子供らの父親ではあっても、私にとってのパートナーでは無いとジャクソンとは
子供を育てるための共同体でしかない事を暗に告げたはず。
しかし、ますます状況は切迫して中国人の手を借り救済ボートに侵入。
そこで恋人ジャクソンは皆の犠牲となり死亡。本来自分らが侵入した事が要因で
ボートの門が閉まらず(というかあの程度のロープはあの強大なギア駆動なら
難なくかみ砕いてしまうはずですがw)惨事を招きます。勝手に起こした惨事で
命を顧みず家族を思って動いたジャクソンにケイトは抱き着き愛してるですよ。
いや、確かに恋人は居なくなったけど、結局は自分を子供を守ってくれる男に
都合よく依存してる女性と映ってしまいました。それは子供を安全安心な
環境で育てるための女性の本能ですから仕方ないにしても、あまりに都合よく
乗り換えるなぁと。ちょっと前までゴードンにスーパーで乳揉まれながら
イチャイチャしてたのにゴードン死亡でさらっと乗り換えとは。。。
また悪役めいた損な役回りのカールではありますが彼がいないと
ドラマチックにならないですからね。ドラマとはそんなもの