「この映画を知りませんでした!!」2012 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
この映画を知りませんでした!!
2009年。ローランド・エメリッヒ監督。
驚きのデザスター・ムービーだった。
古代マヤの予言では2012年12月21日に地球は滅亡する。
映画はその通りに地震が頻発し、地割れが出来、海底深くの地熱が上昇して、
地球が破壊されて行く。
その映像が凄い。
エッフェル塔もエンパイアステイトビルもありとあらえる全てが破壊される。
予知した世界各国首脳は、生き残るための船を出す。
一体何人が乗れて、何人が助かるのか?
主人公の一家は小説家のジャクソン(ジョン・キューザック)
別れた妻と暮らす2人の子供(息子のノアと娘のリリー)そして妻の現在の恋人ゴードン。
ジャクソンが子供2人をイエローストーン国立公園へキャンプへ行く所で、もう地殻変動ははじまる。
ジャクソンの運転する車はデカいアメ車(富豪の運転手なのだ)この映画の面白い所は、
単なるドライバーのジャクソンがF1ドライバーも真っ青な運転クニックを披露して、
亀裂の入る道路や、崩れ落ちる高層ビルや高速道路から橋桁まで落っこちる道を奇跡の運転技術でくぐりぬけるところ。
一般人が無敵のヒーローになる所だ。
絶望的ストーリーに家族の憩いのエピソードが、息抜きを加えている。
元妻の新恋人のゴードンだって黙っちゃいない。
練習中の飛行技術でセスナ機を運転。
これまた、呆れるほどの低空飛行で、落下するビルの隙間をかいくぐって奇跡の飛行術を見せる。
よくもここまで地球破壊の映像が!!!
CGやVFXがこれだけ凄い映画は、観たことがない。
ヒマラヤからエベレストまで破壊され、地殻変動は数千メートル級の津波を引き起こす。
本当に空前絶後のスケールだ。
映画はラストで、逃れるために乗る「ノアの箱舟」のハッチが閉まらず絶体絶命のピンチに。
ここでもジャクソン親子が、奇跡の活躍でハッチを締めて、
「方舟」は動き出す。
エベレストに突っ込む直前で「ノアの箱舟」は後退するのだ。
地殻変動はやっと収まる。
なんとアフリカの希望峰まで到達してしまったのだ。
そしてその日。
地球の新しい西暦一年がはじまる。
158分間、息も出来ないパニック映画でした。
(気がついて良かった。観ずに死ぬ所だった)