劇場公開日 2008年8月16日

  • 予告編を見る

「必ずいる謎の同級生。」同窓会 ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5必ずいる謎の同級生。

2008年12月26日

笑える

楽しい

幸せ

名画座にて。

今作で初めてサタケミキオ=宅間孝行。だと知った^^;
夜中の「映画の達人」という番組で司会をやってる。
おぉ~このヒトか!?と思った。
あんまり舞台には詳しくないので、彼が主宰する
“東京セレソンデラックス”は知らないのだけれど、
脚本家としても様々な作品を手掛けているらしい。。。
自ら脚本・主演の今作で映画監督デビューだそうだ。

映画友達が大絶賛していたので、楽しみにしていた。
観た感想は…ズバリ!お芝居的。舞台的。だと思った。
映画としての世界観よりも、その場を面白く見せる
趣向に彩られたお話…という感じで、彼の役どころも
そのまま自分に重ねたところがあるような気がした。
思わせぶりな会話と過去の回想が続くところなどは、
最近ヒットした「アフタースクール」にも似ている。
加えてこちらの方も、謎解きの要素を兼ねている…。

あんまりネタばれは出来ないのだけれど^^;
これ…女性の皆さんにはどうだったかなぁ。。
主人公の妻に下された診断をどう思いましたか。
私は、あらすじを読んだだけでオチが見えてきて、
今時このネタを使うのはどうなんだろうかねぇ^^;と、
やや気恥ずかしくもなったのですが。。
ただそれ以外の謎(こっちは大ウケ)には爆笑&涙。。
全体的にほのぼのとしたいい話になっており、
長崎弁の朴訥とした響きとのんびり感が心地良い。
どこにも悪人が出てこないし(♪)

主人公の妻・永作博美と親友・鈴木砂羽の演技力が
際立っていたが、青年期を演じた新進俳優たちの
初々しさ(若さ!)にはまるで叶わない^^;
彼らの清々しい演技があってこその作品だと思う。
ラストで主人公「かっつ」と共にしみじみと泣けるのは、
丹念に描いた過去の映像の素晴らしさがあってこそ。
映画好きにはグッとくる、その瞬間が息づいているのだ。

(その他・著名ゲスト俳優多数!どこで出るか?面白い)

コメントする
ハチコ