「大人が造り出した闇にいる子供たち」闇の子供たち 機動戦士・チャングムさんの映画レビュー(感想・評価)
大人が造り出した闇にいる子供たち
「宝島」を観ていたら、妻夫木氏つながりで、思い出しました。この映画の妻夫木氏、初々しいですよね。私が映画館で観て、15年以上経つんですね。正直、もう一度観るつもりはありませんが、未だに忘れられないシーンが、この映画にあります。少しネタバレしますが、終盤、1人の青年が、やけに、晴々しい顔をして、手錠をかけられます。あの青年の気持ち、理解できます?。闇で生きて行かざるを得ない彼は、同情すべき存在なのか、あるいは、彼こそが、生活のためには、見て見ぬふりを決め込む、私達そのものなのか、どちらだと思います?。
ヒトは、他者のことなら、どこまでも、残酷になります。ましてや、身内のためなら、どこまでも、他者に残酷を強要します。おそらく、私もね。ヒトの悪業を全て見知った彼に、どんな未来があると考えます?。
中途半端に古い映画なので、視聴困難やも知れませんが、ポテチでもつまみながら、気楽に観て下さい。そして鏡の前に立ってほしい。
…あなたの闇は、あなたを何処に連れて行く?。
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