「中間管理職の悲哀と癒しの子猫」ネコナデ odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
中間管理職の悲哀と癒しの子猫
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元は東名阪の独立U局6社共同制作のテレビドラマ(30分×12話)。
IT企業の人事部長鬼塚太郎(大杉漣)、名前からして鬼のリストラ係。いかにも昭和の中間管理職、部下にはパワハラもどきだし、子猫にネコナデ声を出すなとはあまりにも理不尽ですね。
大杉さんは凄むとマジに怖いからひどい人間に思えてしまう。そんな鬼部長がたまたま助けた子猫にメロメロというギャップ萌え、子猫を捨てる人間と社員にリストラを勧告する自身をダブらせて只管悩む葛藤の日々を綴っています。
根はやさしい人なんだし、娘も猫好きなのだから告って家で買えばいいのに素直になれないおじさんのパターン、アパートの空き部屋で飼うなんて可哀想だし理解に苦しむ展開で気を揉ませます。
まあ、最後はけじめをつけて想像通りの展開なのでほっとしました。
蓮さん、共演のトラちゃんに魅せられてプロダクションに懇願して飼うことになったそうです、そんな愛猫のトラより蓮さんが先に虹の橋に行ってしまうとは・・。ご冥福をお祈りいたします。
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