「面白い作品だった」バンク・ジョブ talkieさんの映画レビュー(感想・評価)
面白い作品だった
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少し前にテレビで放送になってから気になっていて、ようやくノーカット版(レンタルDVD)で観終わりました。
J・ステイサムの出演作品ということで、スタイリッシュな(だけ・失礼!)の作品かと思いましたが、どうして、どうして。
結局、テリー(J・ステイサム)は、家族を守り通して、幸福を手に入れたのですね。そのことが、とても印象的な一本でした。
その幸福は、いわば「毒樹の果実」を基にしたものでした。同じような結末の『天使の分け前』(監督:ケン・ローチ、2012年製作、イギリス・フランス・ベルギー・イタリア合作)では、あまりすっきりとはしなかったのですが、どうせ根源が、まっとうに被害を申告できないような不正な蓄財の結果だったとしたなら、「まぁ、こういう結末があってもいいのか」とも思い直せるようになりました。
その意味では、感慨深い一本になりました。観終わって。評論子には。
(追記)
J・ステイサムというと、スタイリッシュな「マフィア的」(失礼!)なカッコイイ役柄を演じる俳優さんだとばかり思っていたのですが…。
借金まみれで、つぶれそうな中古車ディーラーの親父という、しょぼい(?)役柄の彼は、初めて観ました。
それでも、さすがはプロの俳優さんですね。その役柄をぴったりと演じていたようにも思います。
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