フレフレ少女のレビュー・感想・評価
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一度でいいから「もっと頑張れ」って言ってみたい
映画「フレフレ少女」(渡辺謙作監督)から。
ストーリーが単純だから、楽しめる作品だけど、
意外や意外、生き方のヒントは溢れていた。
主役の女優・新垣結衣さんも可愛かったし、満足満足。
さて、気になる一言に選んだのは、
ひょんなことから、応援団長になった彼女の台詞。
現実の恋よりも小説の中の恋に夢中だったから、
他人とのコミュニケーションは苦手。
だから、他人に「頑張れ」なんて言ったことがない。
そんな彼女だからこそ、この台詞は輝いていた。
「私も頑張らないと、人に頑張れなんて言えないんですよね」
と、応援することの意味を理解しての言葉であるし、
「他人を応援することは、自分を応援することだと思うんです」
と、自分なりに「応援する」ことの定義もしている。
「人間の無限の可能性を引き出すのが応援団」とか
「見返りを求めない応援が力になるんです」など、
「応援」することの大切さを伝えてもらった作品となった。
帰りがけに、温かい気持ちになって映画館を後にした。
「おしにん」の精神で。
ガッキーこと、新垣結衣が応援団長として奮闘する、
青春コメディー。の域をまったく出ていない凡作ですが^^;
昭和育ちのおばさんから観れば(汗)
あんな風に一生懸命になれる時期は、そうそうないもの。
だいたい、普段あんなにか弱い声を出すガッキーが、
よくあれほど大きな声を出して頑張りましたね~♪でした。
実際の応援団員が観たら、いくらなんでも
のけぞるくらい情けない応援(汗)だとは思いましたが^^;
第一、県大会で一位二位を争うほどの野球部がある高校に、
きちんとした応援団がいないわけがない!(爆)
しかもエースの一年生が入部!したのにあれはないですよ。
まぁそんな…情けない応援団だからこそ、ガッキーをはじめ、
OB(オジサンだらけ)もシゴキ甲斐があったのでしょう・・・。
練習合宿を、たったあれだけ?積んだおかげで(・・;)
応援団がそれらしくなる、というのも御愛嬌でしたけれど、
実際のところ、ガッキーが他の仕事に追われて、ほとんど
練習に参加出来なかったんだそうです。でも団長役って^^;
製作側は、そのあたりをちゃんと考えてたんでしょうかねぇ。
とにもかくにも、
その試合の場面では、かな~りいい感じでアツくなれました。
女だから?下手くそで迷惑だから?という理由で、
ガッキー団長に辛く当たっていた野球部長が、
最後に応援団に頭を下げたところは良かったですね。
彼らのおかげで勝てた!…とは言いませんけれど(爆)
一生懸命応援されて、気分が悪い人はいないと思います。
どんなに「不純な動機」でそれを始めたにしても。。
技を自分のモノにするまでにした努力はムダではないし、
これからの人生に大きく役立つと思われます。
いいな~♪若いって!!(またこれだ。)
若手俳優たちも、みんなフレッシュで好感がもてました。
(相手側のプロ意識が高い応援団は、かなりコワモテ^^;)
ガッキーは可愛いのだ!
ガッキーファン以外はつまらない映画だと思う。
気合で何でもうまくいくのなら
世の中、気合だらけで
アニマル浜口が総理大臣だよね(@_@;)
お話自体はもしかしてもっとうまく作れば
感動作になったかもしれないんだけど…
何しろ、何でも突然うまくいっちゃう感があるのよねぇ。。。
ガッキーは可愛いし、共感出来たのは
部室から出てくるガッキーにキャーキャー言ってる女子高生の方だね。
だって…あんな可愛い応援団長がいたら
やっぱ彼女に夢中になるよね。
にしても彼女が恋する凄いって言われてるピッチャーの子。。。
全く魅力無い子なんだけど…何で??(・・?
最初、彼女を介抱してる場面では
補欠の子だとばっか思ってた((+_+))
あんな子を応援したいからって
応援団に入部するっていう設定には無理があるような気がして…
しかもこの映画…一人もイケメンが登場しません。(ガッキーだけで良いのか?)
まぁ、普通の高校だったらイケメンいないのも頷けるから…
その点だけはリアルだったのかも?
甲子園出場をかけた一戦でも
初回、ガンガン打たれてるって言いながら
2点どまりで…9回までは0点で抑えてるし…
応援対決がメインだとは思うんだけど…
相手の不知火高校の方が応援もまとまってるし
凄く上手…迫力あって。。。
櫻木高校はまぁ、シンボルが桜だからかピンクがシンボルカラーなので
何とも弱弱しいのよね。可愛いんだけど…
何ともおかしな映画でした。
ガッキーファンは観ればいい。
●
気合、気合って、お前らはアニマル浜口かよ。
もういっそのことガッキーが途中から
アニマル浜口に変貌すればよかったのに。
読書が大好きで本の中だけで恋愛しているような、
おとなしめの女子高生の桃子(新垣結衣)は、
ある日、野球部のボールが直撃し、
どう見ても僕にはエースには見えないのだが、
野球部のエースである大嶋(本多拓人)に介抱され、
その優しさに一目惚れしてしまう。う~ん、どこがよかったのだろう。
彼へラブレターを出そうとし、マネージャーになろうとし、
近くに居れるソフトボール部に入ろうとし、
彼のことが応援できると知って、廃部寸前の応援団へと入部する。
龍太郎(永山絢斗)と共に桃子が大好きな本の力を借りて、
泰平(斎藤嘉樹)、譲二(柄本時生)、晃(染谷将太)と、団員集めに成功。
何故か団長に。
そして、不知火高校との練習試合に、頑張ってオシャレをして、彼を応援。
でも、グダグダの応援のために、惨敗してしまい、
応援団はもう来るなと、ダメ出しされてしまう。
しかも、大嶋は転校。
それなのに、そんな様子を見ていた
応援団OBの柳原(内藤剛志)に合宿に誘われ…。
超大作で傑作の ダークナイト を2日連続で観た後に
監督も脚本家も代表作と呼べるような作品が見当たらず、
ガッキー だけが頼りの フレフレ少女 となると、
凄い落差を感じてしまう。
でも、同じ劇場公開作品で、同じ料金なんだよな。
同じ土俵なんで、ガッキーが好きでも、低予算作品でも、
書きたい事は書く。ていうか、書きやすい。
何がウザイって終始、気合を連呼するのがウザイ。努力や根性とかね。
応援団に付き物なのは、よ~く分かりますよ。
応援する者も、応援される者と同じ様に、
それ以上に努力しなければならないというのも、よ~く分かりますよ。
だからこそ、応援される側も、いつも以上の力が出せる。
相手の力を落としちゃう、というようなコントもありまたけど、
分からないでもないですよ。
でも、連呼してる割には伝わらない。
大好きな作品 ひゃくはち の場合は連呼しないで、
作品全体から気合や根性が伝わってきて、
低予算をカバーしてたんだけどね。
どちらにも 斎藤嘉樹 が出演してるのは皮肉ですな。
あと、どちらも甲子園を目指して、
という作品なのに ひゃくはち は8月に公開出来て、
フレフレ少女 は微妙な時期に公開だよな。
それでも、フレフレ少女 の方が
興行成績は少しはよかったりするんだろうか。
もちろん フレフレ少女 はコメディ要素が強いので、
作品全体から伝わらなくても、いいのかもしれない。
野球部の応援を許可させるために、応援団の力を示すために、
他の部を気合で素晴らしい成績を出させたりしてね。
ガリガリのウェイトリフティング部とか、オカマなチアリーダーとか、
そこそこ面白かったのに、それなのに、不知火高校との決勝戦では、
気合でうまくいっちゃう様子を、
もっと面白味のある映像にしてもいいんじゃないだろうか。
感動させようとしたのか、コメディ要素が一気になくなる。
気合で相手のエラーを誘うのは、モグラが出てきていいじゃん。
大きな当たりがホームランにならないのは、風で押し戻してもいいじゃん。
逆転ホームランも普通に入るなよ。つまんなかったな。
龍太郎 のあがり性という設定は表現の意味の分からなさはともかく、
何度も使っていた。
他の団員たちは、モテタイと何故かウエイトリフティング部に居た
泰平 がヘナチョコで団旗を持ってフラフラしてたのは、
鍛えられたから平気になるでしょう。
それなのに、パンク好きの 譲二 は冷めたところがあり、
自分勝手という設定なのに吹奏楽部にいたのは意味不明なのはいいけど、
そんな設定感じさせなかった。
音痴のくせに合唱部に居た 晃 は、音痴は活かしやすいから、
活かすだろうと思っていても、ちょっと笑わせただけで、
いつ克服したのか分かりゃしない。
合宿では、桃子に関しては大嶋の話もあって、
風呂での泣くに泣けない悔しさもあって、吹っ切れるのはわかるんだけど、
逃げ出した団員を連れ戻す過程に、説得力を感じず。
柳原についても、ダメなヤツラなのに何故そこまで熱心に指導するのか、
少し匂わせて、後はほったらかし。
そして、合宿最終日に行う、
大団旗をかかげ険しい山道を練り歩く団旗行軍での、
クライマックスの映像のショボさといったら、
もうちょっと頑張れよ、ガッキーも頑張ってんだからさ。
この作品最大のウリである ガッキー も、なんだかな。
応援団だから普通に考えたら 蒼井優 とかなんだろけど、
腹の底から声が出せる人を選ぶんだろうけど映画でも、連ドラでも、
歌手活動を見ても、あの声で応援団というのは無理だろうという、
ギャップを狙ったんだろうけど、それはわかるけど、
そんな思い込みを吹っ飛ばすような、
見事な気合を見せてくれればよかったんだけどね。
序盤のキョドってる様子とか、可愛くてよかったんだけどさ。
変貌を魅せたかというと、そうでもない。
不知火高校の応援団がマトモすぎて、太刀打ち出来てないよ。
それでも、イマイチ声が出てなくても、
僕も気合をココで何度も使ってるなと思うけど、
気合は見せて欲しかったよな。
汗一つ掻いてないようで、イマイチ伝わらないんだよ、見えないんだよ。
選手と一緒に戦えよ。
汗を飛ばせよ、唾を飛ばせよ、涎を垂らせよ、鼻水を垂らせよ、
必死になれよ、いやそこまでしなくていいけど。
気合は伝わらなくても、格好はきまってるんだよな。
クライマックスで少しウルッとしたのは内緒です。
ラストもやっぱり可愛いなぁ、ファンならこれで満足だろうな、
と思ってしまったのは内緒です。
上映後に両隣の方たちが「よかったね~」と満足していたのは、
そんな方たちに挟まれたのは奇跡だったんだろうな。
ガッキーファンは観ればいい。
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