「風呂で若さを回復したい。」ウォンテッド ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
風呂で若さを回復したい。
先に観てきた息子の感想が
「話が荒い。ラストが唐突。実にもったいない。」だったので…
どうなんだろうか~タムナスさん(爆)と危惧していたんだけど、
それほど酷くはなかったんじゃないの?映像は…(爆)だった私。
まぁしかし、脚本は陰鬱で破綻気味、グロ、残酷、容赦なし。
やっぱり見せ場は、革新的映像なんですねぇと思ったけれど。。
お似合いです!!さすが姐さん!!なアンジーはいいとして^^;
やっぱり心配で仕方なかったタムナスさん(J・マカヴォイ君)は
すんごく頑張っていて演技も上手いけど、やはり似合ってない。
彼ってわりと知的な顔立ちだと思うので、バカにも見えないし、
冴えない毎日を送っている…ワリにはけっこう強かな目線してる。
だから「アナタは実は…」的な告白をされても特に驚きはないし、
そんなことより、よくアッサリとそんな世界にお入りになって?
…と、彼の人間的選択に最初から理解し難い部分が多くて困る。
ただ、そんなことを考えている余裕は与えませんよ?的な
革新的映像技術が躊躇なく踊り続けるので…飽きることはなく、
「うわー!すげー!あひょー!」なんて言っているうちに話は
佳境へ近づいて謎解きが始まって、あぁ~そうだったのかxと
息をつく間もなく、どんでん返しへ。それはないでしょ~!?
的なキャスト扱い(爆)を経て、軽快にラストは締めくくられる。。
なんか感想までもが、慌ただしい。アドレナリン増加。(爆)
よく言えば思いきりがいいし、悪く言えば荒唐無稽。
でもこういうハリウッドっぽくない作りは実に斬新で面白い。
たまにはいいのかも。。回復風呂には、私も浸かりたいし^^;
やりたい放題の映像美の中、記憶に残った少ない演技陣は、
T・クレッチマンとT・スタンプで、さすがの存在感。
少ない台詞に説得力を持たせるのはかなり難しいと思うけれど、
ベテランはそのあたりも手を抜かないのだなぁ~と感心。
(この題名にP・レディーが真っ先に浮かぶ自分はどうなんだ?)