「意外に深い」ウォンテッド カシンさんの映画レビュー(感想・評価)
意外に深い
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はた織り機のお告げを受け入れられず、仲間を騙し続けて組織を私物化し強大な権力を得ようとする自らの行いで、結果、織り機の予言通りに行動しているモーガン・フリーマン。そのため、本人達の意志とは関係無く仲間全員を悪の手下とゆう立場に堕としてしまう。
罪業を犯す前の悪人を1人殺すことで未来の1000人を救えると信じ、組織の掟に忠実に従い戦ってきたアンジーは、クライマックス、説教じみたボスの言い訳で、自分も含めた全員が知らぬ間にただの悪党の側であり、殺しのお告げが出されている立場になっていた事を理解する。そして、将来への禍根をその場で断ち切る覚悟を一瞬のうちに決めて実行し、ジェームズ・マカヴォイに全てを託す。アンジーの潔さに激しくシビレました。
会社、地域、国。どんな組織でも1番上に立つ者が間違っていると、結果その責任を下の者が全て背負う運命にあるとゆうことを身につまされる作品。この国も、数年前のように「試しにやらせてみてダメなら代えればいい」では遅いってことを思い知らされましたよねw
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