「社蓄から暗殺者へ」ウォンテッド カミムラさんの映画レビュー(感想・評価)
社蓄から暗殺者へ
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超能力者達の暗殺者バトルかと思いきやそういうわけでもなかった。使える能力が統一されてて微妙。一人一人に違う能力があれば良かったのに。
惨めな社蓄から暗殺者になるまでの過程はぐだつかず早くていい。修行もまあまあ。暗殺シーンもスタイリッシュ。
ただ、後半の展開は微妙かな。
っていうか、何で大して会ったこともないし興味もなかった父親の意思を継ごうと思ったんだろうな?体の良い口実か?悲劇の主人公気取りか?何かしっくりこないんだよな。
ターゲットを殺せば多分1000人は救えるとか言ってたけど、電車で一般人犠牲にし過ぎでしょ。いや、あそこで急ブレーキかけたのは自分ではなく、駅員だからノーカウントか?
それはともかく、憎き仇の衝撃の正体。ここから怒涛の展開だけど、かつての仲間達を手にかけるのに罪悪感が微塵も感じられないのはいかがなものか。
そりゃ散々ボコられたし、楽しい思い出とかないし、修行の担当者達は皆キャラが薄いし、心残りはないかもだけど酷くない?
それと、フォックス達の最期。無駄にスタイリッシュな自決じゃなくて一矢報いるとか最期まで組織の為戦うとかさ、もうちょい何とかならなかったのか。
秘密をバラされたスローンの演説はなんとも安っぽい悪役みたいでガッカリだし、台無し。
ラスト父親と同じ方法でスローンを殺すのは良かった。でもあの囮君、その距離でそこいたら死なないか?
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