「コーヒーのフェアトレード、生産国の労働環境や実態に関心のあるひとには、非常に興味深い内容だと思います。!」おいしいコーヒーの真実 kenkenさんの映画レビュー(感想・評価)
コーヒーのフェアトレード、生産国の労働環境や実態に関心のあるひとには、非常に興味深い内容だと思います。!
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学んだこと
・世界のコーヒーを独占している多国籍企業4社
Kraft・Nestle・Proctor&Gamble (P&G)・Sara とStarbucksは、この映画の取材を断っている。
・ニューヨークとロンドンでの国際商取引価格によって、私たちの日頃飲む、コーヒーの価格が決まる。そして、この国際取引価格は、アフリカなどの現地のコーヒーの取引価格に影響する。一方で、国際取引を介さずに、現地の生産農家と直接、適正価格で取引する企業もあり、作品中では、イギリスの大手スーパーとエチオピアのコーヒー農家連合会代表との交渉・話し合いの場が取材されていた。
・作品中のエチオピアのコーヒー農家は、自分達が生産するコーヒーが欧米の国々でいくらで販売されているかすら知らない。
・コーヒーの国際価格が急落しているため、エチオピアのコーヒー農家はコーヒー栽培の収入だけでは生活するのが困難になっており、最近ではコーヒーよりも取引価格が高く、安定的な収入が見込める、チャットと呼ばれる薬物栽培に切り替える農家も多いという。
・コーヒーの木は、植栽してから実がなるまでに5年かかる。
・世界貿易額のアフリカのシェアが1%増えれば、700億ドルの増収になり、この額は、現在のアフリカへの援助額の5倍に相当する。
コーヒーが好きで、フェアトレードや生産国の実態に興味があり、試聴しました。この作品は、普段飲むコーヒーが、どのような生産者によって、どのような労働環境の上で作られたものなのか、映像というメディアで窺い知ることができる非常に知る価値のある作品だと思いました。
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