劇場公開日 2009年8月12日

  • 予告編を見る

「初登場キャラは面白いが、あれこれ詰め込み過ぎ!」ナイト ミュージアム2 浮遊きびなごさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5初登場キャラは面白いが、あれこれ詰め込み過ぎ!

2009年10月10日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

先週(10/3)は新作映画が公開されなかったので、観逃していた本作を今更ながら鑑賞。

舞台がスミソニアン博物館に移り、新しいキャラがわんさか出てくるのは素直に楽しい。アル・カポネやナポレオンなどの著名人が悪役になるのも面白いし、エイミー・アダムス演じる女性冒険家アメリア・イヤハートはとびきりキュート。

だが、あれもこれも見せようとし過ぎだ。思いついたアイデアやギャグをありったけ盛り込もうとした結果、物語の流れが悲惨なぶつ切り状態に。“丁々発止のやり取り”と呼ぶにはつまらな過ぎるギャグトークや、中途半端に挟み込まれるドラマも、映画の勢いを完全に殺してしまっている。笑えるシーンや盛り上がるシーンはあるのに、なんか勿体無い。編集や添削次第で格段に面白くなったハズ。

だが下品な笑いやブラックな要素が一切無いのは好印象。子どもに観せる映画として、これぐらい安心&確実な映画も無い。そういう点ではAランクだ。

まあそのせいでベン・スティラーやロビン・ウィリアムズなどの名コメディアンは前作以上に活かされていないし、アメリカ先住民に殺されたカスター将軍が絡むシーン等も不満。毒気のある映画が好きな人間には、物足りません。

浮遊きびなご