劇場公開日 2008年10月11日

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「不思議な感覚にさせられました」僕らのミライへ逆回転 カサキショーさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0不思議な感覚にさせられました

2008年10月25日

泣ける

笑える

正直、最初、この作品に溶け込めず、
楽しめませんでした。
映画の感じがなにか違うのです。
ドキュメント風というか、どこかドラマっぽくないというか。
それで、これはとんでもない駄作にぶつかってしまったのではと‥。

廃屋同然のビデオ屋は建物のメンテナンスの為に
立ち退き要求されていました。
そんなときに、
ジャックは商品のビデオを全部駄目にしてしまい、
しょうがなく、自分たちで
リメーク作品を作り始めました。

この辺から、私の感覚に変調が。。。

突然吹き出してしまいました。
頭ではなく、体が可笑しがったのです。
(それからは、溶け込めないものの)
可笑しさに、引きずられながら観ていました。

リメーク版でどんどんビデオ屋さんの利益が上がり
建物のメンテナンス費用を工面でき
立ち退き要求をかわせるかなぁって、思っていたら
エイリアンに出ていた、シガニー・ウィーバーが現れて、
著作権違反で彼らを告発し、
リメーク版は全ておシャカにされてしまい、
みんなは失意の底へ。
彼女、悪役にはもってこいですよね!

そこから最後の見せ場がやってきます。

とても不思議な感覚の映画でした。
頭ではこの作品をあまり認めていないのに
何故か笑わされ、シンミリとさせられている
自分がいました。

カサキショー