「一番楽しんだのは観客よりも出演者・制作者だと思う」僕らのミライへ逆回転 Byxbeeさんの映画レビュー(感想・評価)
一番楽しんだのは観客よりも出演者・制作者だと思う
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レンタルビデオ店のVHSの映像が消えてしまったから、自分たちで勝手にリメイクしちゃえっていうお話。
観たことある映画が大半だったので、リメイク(それもパロディ化)のプロセスはそれなりにおもしろい。ただ、素人制作の20分の映像で!ドルはちょっと高いかも。
私も昔映画の勉強をしていて、マトリックスのパロディを作ったことがあるので、既存の映画を自分たちの好きなように作り変えちゃう楽しさってのはよくわかります。
YouTubeにもいろんな映画のパロディーありますよね。
もちろん素人には予算がほとんどないから、セット・小道具・雰囲気を本家の映画に近づけるのは大変。でも、制作者・出演者で知恵を振り絞ってそれを実現させるプロセスがパロディーの醍醐味。
まぁ、一番楽しいのは作ってる本人たちで、自己満足に終わってしまう場合もある。
本作では最後に有名な黒人ミュージシャンの伝記的映画を作って上映するが、やっぱり観客として集まるのは制作者・出演者とその家族友人くらい。
レンタルビデオ店の外にいる人たちも映像を見れるようになっているが、いかんせん音声がない。伝記的映画に音声がないのは致命的ではないか?
ラストでは、レンタルビデオ店の外に観客が大勢集まっているが、上記理由から本当にそんなことになるかが疑問。
最後に、前半を観てて思ったのは、本作の中で登場する映画もいつかハリウッドによるリメイク化されるんじゃないかってこと。
最近続編かリメイクばかりだもんね。
最後に彼らがオリジナルの映画を作ったのは、「リメイクや続編ばかりじゃなく、オリジナルも作ろうよ!」っていう皮肉なのか?
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