「闘ったり闘わなかったり」memo メモ まりねさんの映画レビュー(感想・評価)
闘ったり闘わなかったり
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自分も強迫性障害があるので、とても共感しながら見た。
カウンセラーの「闘っちゃダメ。そういう自分も自分だと認めて一緒に仲良く付き合っていけばいいの」
おじさんの「バツやモザイクのことを考えて考えて考えて…また考えて考えて 奥歯を食いしばってしっかり、闘っていけよ」
反対のことを言っているが、どちらも心に響いた。
特におじさんの最後の言葉…今までの苦しみが痛い程伝わる。同時にすごく励まされて涙が止まらなくなった。
障害を受け入れて認めるのも大事だけど、なかなか出来ないときもある。
自分はなんて無意味なことをしてるんだと思うときもある。なんで確認が止められないんだろうと思う。
生きてるだけで闘いだと思うときもある。
闘ったり闘わなかったり、自分を認めたり認められなかったりしながら生きていくしかないんだろう。
最後の、計算テストとメモとしりとりを同時にしている繭子ちゃんに勇気づけられた。今まで消していたメモもさらけ出して「はじめまして」と言うのもカッコ良い。
特典映像の中で「心に残ってくれる人にだけ残ってくれればいい」とあったが、私の心の中に深く残る作品だった。
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