劇場公開日 2008年11月8日

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「劇中劇の魅力が伝わらない」櫻の園 さくらのその りりまるさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0劇中劇の魅力が伝わらない

2014年4月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

萌える

数々の賞を受賞した過去作の櫻の園と聞いていたので、とても期待していたんですが、まったく違う内容と聞いて、納得です。

出演している女優はみなかわいいです。オスカー一押しの女優も友情出演しているので、ファンとしては見応えありました。
親や先生のいうことを疑問を感じず素直に聞く超純粋のいい子の女子高生たちなので、見ていてとてもかわいいです。
でも、いいなと思ったのはその点のみです。

劇中劇の「櫻の園」の魅力が観客に伝わらないような気がします。それが伝わらないから、櫻の園をやりたがる女子高生の心情も分からないのでこの映画が何をテーマとしてるのかが分かりませんでした。

理不尽な先生にやりたい気持ちを伝えることでしょうか。そんなに生徒たちは頑張ってたかなという印象です。
学校側が櫻の園を内部進学出来なくするというくらい反対する意味はまったく分かりません。櫻の園をすることで、隠し事がばれると思ったからでしようか。無茶すぎるような。

主人公桃の姉もあんなに櫻の園の話をするのも嫌がっていたのに、180度変わる。理事長も変わる。顧問の先生の説得シーンがないのが不思議でした。説得中、生徒は屋上で先生を信じて待つだけでしたし。
これで生徒の頑張りが、この学校の規則を動かしたと言われても…と思いました。

内容は置いて置いて、女子高生役にファンの女優が出演しているならかわいいので見るのをお勧めします。

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りりまる