ベンジャミン・バトン 数奇な人生のレビュー・感想・評価
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じんわり効いてくる・・・
老人の体で生まれ、年々若返っていく一人の男…という
現実的には全く有り得ない設定のストーリーで
冷静に考えれば突っ込みどころ満載なのかもしれないけれど、
人の愛と生と死という非常に普遍的なテーマを描いた作品で
そんなことは気にならないくらい入り込んでしましました。
観る前から(予告を観た時点で)泣くだろうなぁ、ってことは
予想できてましたが、やっぱり泣いてました…。
だって、最愛の人とすれ違っていくって…悲しすぎます。
特に女性ならきっと尚更、歳を取る一方の自分に、
若返っていく彼…って 辛いですよね。
通じあえた、と思ったらやっぱり二人の時間のベクトルは
逆を向いている訳で。とても切ないです。
主演のブラッド・ピットとケイト・ブランシェットの演技が
自然だからこそ、この映画に説得力が生まれたんだろうと思います。
あと、暖かく守ってくれたお母さんが素敵でした。
観ている間より、観終わった後の帰り道で色々思い出して、
自分はこれから周りの人の死をいくつ経験していくんだろう…
とかそんなことを考えてしまい、なんだかボディブローみたいに
じわじわと悲しい気持ちになって来ました…。
それぞれの年代で色々と考えさせられる映画ではないでしょうか。
もう少し歳を重ねて、例えば身近な人の死を経験したり、
自分の死についてもっとリアルに考えるようになってから観ると、
もっと違った感じ方をするだろうし、感慨深いものがあるかも。
最後に付け足すと、試写会なのに立ち見まで出ていたこと。
これには驚きでした。注目度の高さが伺えます。
色んな年代の人に観てもらいたい映画です。
これは凄い! 傑作の誕生!
先日の試写会で観ましたが、いやはやすごい映画でした!
2時間47分、目が釘付けでした!
オカルト・パニック・ホラー・アクション映画ではなく「愛の物語」なのに・・・・・
80歳の姿で生まれ 0歳で生涯を終えたベンジャミンの数奇な人生を描いた これはもう 宣伝文句ではないですが 本当に一生に一本心に残る名作ですよ!
だから 絶対にオスギには宣伝させて欲しくないですね!(一生に一本が彼には何本もあるようだから・・・笑)
波乱万丈以上の数奇な人生が時計を逆回しにしながら(ネタバレになるのでこれ以上は詳しくは説明しません)ニューオーリンズを舞台に実際に近年にあったハリケーンをもうまくストーリーに絡ませて展開していきますが、難解でもなくそれでいて 監督の描くメッセージはストレートで強烈です!
CGが メイクはもちろんのこと いたるところに使われているのに SF映画ではなく あり得ないストーリーからファンタジー映画と認めつつもこんなにも丁寧に人の命の尊厳を讃える映画が誕生したことに 驚きとともに感謝しています!
最近は 何でも可能にしてしまうCGだから・・・とケチをつけたくなる映画もありますが この作品ほどそのCG技術の進歩のおかげで原作では想像もつかない よりビジュアルな感動体験をさせてくれたという点で効果的であり映画に最適な題材でもあります。
自分の人生をも見つめなおさせてくれる 誰にとっても何かが得られる映画ではないでしょうかね!
中年以上の方は よりのめり込んでしまうでしょうねえ・・
実際、自分もラストに近づくにつれ身震いするほどの感動を覚えました。きっと「ビッグ」や「フォレスト・ガンプ」などを思い出しながら観てしまう人もたくさんいるのでは・・・・
確かアカデミー賞の今年度の対象となるのは12月25日までに公開される
作品だと思いましたから 全米公開がその25日(日本は2月7日)なので アカデミー狙いはもちろんなのでしょうが、まずはノミネイト7つ以上は確実だしメイキャップ賞は当然獲るでしょうねえ。エンドクレジットを見る限り かなりの日本人がこの特殊メイクに参加しているようです。
ブラピは久しぶりに 素晴らしい作品に恵まれましたね!
「ジョー・ブラツクをよろしく」のブラピに陶酔した女性たちには あの頃のブラピに会えるし「インディ・ジョーンズ」のおばさん・・・いや失礼(!)ケイト・ブランシェットの才能溢れる美しさにも脱帽!
そしてフィンチャー監督の丁寧で重厚な絵作りには参りました!
とにかく これは絶対に観落して欲しくない傑作です!
今年のベストに入れたいけれど公開が来年なので来年のベスト作品が
もう決定したとでもいえるでしょうか!
巨匠になると、裸の王様になるf
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