劇場公開日 2008年9月27日

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「ベタだけど 丁寧で素敵な映画」最後の初恋 ゆきだるまさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5ベタだけど 丁寧で素敵な映画

2008年9月29日

泣ける

幸せ

「永遠の伊達男」リチャード・“ダンディハウス”・ギアと
ダイアン・レインの2人が組んだ 大人のラブストーリー。

タイトルや宣伝キャッチコピーから大体想像できるストーリー展開ですが
やっぱり渋いリチャード・ギアの魅力や恋をしているダイアン・レインの
ウキウキした表情が物語を自然に成立させてしまいます。

「マディソン郡の橋」を彷彿とさせるストーリーではありますが、
あれほど艶かしいラブシーンの連続ではなく、わりと控えめに
サラリと描いていて好感が持てます。

そんな場所に建物を建てるのか!?とツッコミたくなったり、
ハリケーンのシーンだけ突如ホラー映画と化したりしますが
それもまた ご愛嬌。

それぞれ 夫や子供たちとの関係、仕事での問題を抱えて悩みながらも
問題に正面から向かい合って行く。
その辺りもしっかりと描かれていて、この映画をただの
恋愛もので終わらせない要素となっていました。

特にギア演じるポールの息子と関係の修復や
エイドリアンと娘の 「母と娘」ではなく、「女同士」として
話が出来るようになる関係への変化に ジンと来ました。

製作者の思うツボ・・・と思いながらも、後半~ラストは
ポロポロと泣いてしまった。
こういう内容の映画で泣けるようになるとは、自分も歳をとったなぁ・・・と
思わずにはいられない・・・。
母の世代にも観て欲しい映画。

ゆきだるま