劇場公開日 2008年12月6日

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「高校野球のような感動作です!」252 生存者あり カサキショーさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5高校野球のような感動作です!

2008年12月7日

泣ける

興奮

幸せ

この映画、決して上手い映画じゃないのですが、
高校野球のような見ている者を感動させる力がある作品です。
ただ、突っ込み所も満載で、どうしても突っ込みたくなります。

地震を原因とした異常気象の影響で
新橋駅構内に閉じ込められた五人を中心とした物語です。
元レスキュー隊の父親と聾唖の娘や医師研修中の青年など。
5人を助けようとレスキュー隊は
決死の覚悟で助けに向かうのだが、
未曾有の台風が今度は東京を襲う。

研修医役の山田クンが良い味出してるのです。
最初のうち、兎に角、非協力的で観ていて腹が立つのです。
文句ばかりで何も手伝おうとしない。
そのくせ、彼等から離れようとしない。
そんなむかむかしてくるような
嫌な奴を上手くやってました。
それと何といってもこの映画を盛り上げたのは
聾唖役の子役の女の子。
彼女がお父さんの無事を願って、必死にパパと呼ぶ姿には
涙を誘われます。
あちらこちらから、
涙を誘われた人達のすすり泣きが聞こえてきました。

とても感動的なシーンです。
彼女は上手い!

でも、でも。
それはともあれ、突っ込まなければ。
最初に巨大なヒョウが降ってくるシーン。
なぜ、伊藤クン、ビルの中へ駆け込まないのですか。
あんなのに当ったら、死んじゃうじゃないですか。
なのに、表で介抱するなんてナンセンスです。

それと、異協和音を奏でる女優さんを見っけ。
気象庁の分析官のような役をしている彼女です。
男優の誰かと婚約した彼女です。
せりふを言い始めると役者台無しの彼女、
悪いですが早く、家事に専念したほうが良いですよ。

やっぱり、突っ込むのはこのぐらいにしておきます。

感動作で、この作品は大画面で観た方が良い作品です。
是非、映画館で見てください。

カサキショー