劇場公開日 2008年12月6日

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「伊藤英明が大好きな方にオススメします」252 生存者あり モウリさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5伊藤英明が大好きな方にオススメします

2008年12月1日

単純

27日渋谷ccレモンホールにて試写会。予告編を見て、「面白いかも?」と期待していきましたが、日本映画の予算ではこれが限界でしょう空の天気の映像もチャチク、その予兆を示す海に浮いた魚もハリボテであるのがミエミエです。。『デイ・アフター・トウモロー』の如く、いきなりお台場や汐留が大波に飲み込まれますが、なぜか、被害が極端に非常に少ない点が不思議です。日本テレビがフジテレビ本社をぶち壊しますが、あそこまでの大波ならば、水深が上がり、街は海中に沈んでもおかしくはないのですが、被災地の街には電気は点くし、防災本部も快適そうだし、霞ヶ関の気象庁など全然元気です。被害を受けたのは何故か新橋駅だけ?そこに救命レスキューが集結するのが物凄く不自然です。
深さの浅い新橋の幻の駅についても不自然。何故か中にプレハブが建ったり、地下なのに窓にはブラインドが付いていて、机の中には廃駅にも拘らず文房具が整然となんでも揃っていたり・・・と、私は途中から映画の粗探しばかりをしていました。話の展開、脚本も非常にお粗末です。ハリウッド映画に慣れた観客には、パニック邦画はつまらなく感じるかもしれません。
ラストで地底からペロリンキューを肩に担いでよじ上がり、地上に出ても誰もそれを手伝おうとせず、笑顔で歩く伊藤英明にカメラがドアップ・・・このシーンだけで、「どう考えても、このシーンはおかしいだろ???」と考えたのは、私だけでしょうか・・・。

モウリ