劇場公開日 2008年10月25日

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「エリザベス誕生秘話、お母さんのお話し」ブーリン家の姉妹 カサキショーさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0エリザベス誕生秘話、お母さんのお話し

2008年10月19日

悲しい

知的

何故、イギリスは女王陛下なの?
何故、イギリスって、カトリックじゃないの?とか
昔から疑問に思っていましたが、
学校の御勉強じゃ、そんなこと教えてくれません。
でも、こんなことを教えてくれる先生と出会えたら
もっともっと歴史が好きになったのに、
そんな風に思いました。

さて、時は16世紀中頃、
ヘンリー8世の時代です。
この国王、とても女が好きだったのですよ、ね。
だいたい権力と富を得ると、
あとは女に走るっていうのが、
男のパターンのようです、ね。

この国王の弱みに付け込んで
権力に忍び寄ろうとする
したたかな野郎たちもいるわけで、
ブーリン家の者たちも、結局はそんな野郎一族
だったわけです。
そして、二人の姉妹を結果的に差し出したわけです。

妹のメアリー(ヨハンソン)に奪われたヘンリーの関心を
取り戻そうとアン(ナタリー・ポートマン)は
フランスへ武者修行。
効果はてきめん、すっかり洗礼されて戻ってきます。
このへんは、本当に頭の良い人間だったんでしょうね。
教育的な環境が与えられれば、すっかり習熟して
魅惑的な女性へヘンシ~ン!

でも、男の子を生めないばっかりに、
色きちジジぃのヘンリーの関心は直ぐに
他の女へ向います。
まぁ、きっと男の子を産んだとしても
運命は変わらなかったのでしょうが。

だとしても、アンの力で
イギリスを変えたわけですから
彼女の力は偉大です。
どれほど魅力的だったかがわかるというものです。

ちょっと長くなりすぎたので
興味を持った方は
ぜひ、劇場でご覧下さい、って
これは、映画館のまわしものではなく、
ぜひ、自分の目でイギリスの歴史を
気楽に勉強してくださいと意味ですから、
お間違いの無いように!

カサキショー