「センスが光る」秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE II 私を愛した黒烏龍茶 プライアさんの映画レビュー(感想・評価)
センスが光る
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秘密結社鷹の爪がネットを通じて日本を買収して世界に売りさばこうとする悪者と戦う。
敵が価値がないと判断して無視した島根県を開発し、それをもとに勝利。
ていうかこの映画、ストーリーはどうでもいい。
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見るからに低予算の映画。登場人物に表情がない。
が、逆にそれが味になっていて、コミカルな会話ともマッチしていておもしろい。
また所々で会社やその商品の名前を登場させ、制作費を賄っている。
制作費残が画面右にメーターで表示されて徐々に減少しており、その名前が出た際ににメーターが回復するというもの。この発想もまたおもしろい。
秘密結社のメンバーは一応悪を名乗ってはいるが、みな善人すぎるほどの善人であり典型的な日本人という感じでホノボノする。
世界征服を目論むのも、世界を平和に平等に、そして恵まれない子供をなくそうというもの。
全編を通じてギャグの連続ではあるが、そういった世界観も随所に盛り込まれる。
最後のシーン、CGで予算を使うため総統の分の予算をもらうとか言って、以後総統が出るたびに描写が適当になっていくのは本当に笑いが止まらなかった。素晴らしいセンスです。
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