劇場公開日 2008年7月26日

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ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発のレビュー・感想・評価

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3.0再びのギララ

2022年5月4日
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B級怪獣映画の全てがこの映画にはあるような、ないような。
まぁ大手2社が製作した某大怪獣映画よりは全然面白いと思う。それでもスコアは星3つだけど笑
加藤夏希もかわいいが、ここは中川翔子だろ。

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音楽と革命

2.0ネチコマ!

2020年1月10日
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鑑賞方法:映画館

 1967年の松竹映画『宇宙大怪獣ギララ』へのオマージュ。低予算なりにCGを使わずギララの造型や格闘シーンに特撮技術が映えているのですが、いかんせんテンポの悪さ、脚本の悪さが災いしてるように思える。

 洞爺湖サミットの開催時期に合わせて作ったことは評価できるものの、各国首脳の風刺だとか、サミットそのものへの風刺はパンチ力を欠き、最も辛辣な情報操作などを東京スポーツの記者(加藤夏希、加藤和樹)に直接喋らせているのが残念でならない。環境問題が重要なテーマであるサミットだけに、アメリカ大統領への皮肉が全くないこともいただけないのだ。そんな政治的な風刺を楽しもうと思っていたけど、、今日のニュース「ブッシュ大統領が竹島問題に介入」が強烈すぎたため、日本首脳・伊部首相の弱腰外交がさらに痛く感じられた。

 さすがにそれぞれの国の思惑は控えめであるけど、各国の日本に対する考え方や国民性などをおちょくった部分は面白い。ただ、同じ河崎実監督の『日本以外全部沈没』でも感じたことに、北方領土問題とか北の問題なんかは風刺というより監督自身の主張に過ぎず、笑うに笑えないのです。ザ・ニュースペーパーの大泉元首相の発言なんてのもドキリとはさせられるが、どんでん返しによって引いてしまうし・・・むしろ、どんでん返しの無いほうが面白いのに。

 どうしようもない映画のようですが、これでもヴェネチア国際映画祭の公式招待作品となっています。まさかビートたけし効果?と、ビートたけしが『大日本人』の松本人志のように大暴れするかと思っていたら、スーツアクターに徹していたのでしょうか・・・素顔が見えないのでわかりません。声だけは本物っぽかったです。

 なんだかんだ言っても河崎実監督の努力や熱意は買いたい。それに東京スポーツの編集長(井上純一)の演技が熱入ってるし、タケ魔人を崇拝する村人たちの踊りが真面目すぎるので涙が出てくるほど。それにウルトラマンのハヤタ隊員(黒部進)やウルトラセブンのアマギ隊員(古谷敏:ウルトラマンの中の人でもある)も出ずっぱりなので嬉しくなってくる。ゲストの水野晴郎だって・・・シベ超のTシャツ着てたし。

〈2007年7月映画館にて〉

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kossy

2.0懐かしい雰囲気

2017年8月16日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

当時からギララ系はマイナーだったけど、それをリメイクしてもなぁ

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ぺあの

3.5今夏一番の“おバカ映画”!

2008年8月25日

笑える

楽しい

単純

日本が誇る“確信犯的バカ映画監督”“常識を超えた男(^^;”・河崎実 監督の最新作。いやあ、いつもにも増して、更に“おバカ”に拍車が掛かっております。ここまでやれば、ご立派です!でもこんなん劇場公開してもエエんか(^^;?

 もうね、ナンセンスな笑いのオン・パレード。爆笑・失笑・苦笑…、とにかく笑えます。各国首脳が次々とアホらしい“対ギララ作戦”を、スクリーンで展開するのを観ながら吾輩、心の中で『♪バッカじゃなかろか~ル~ンバ~♪(byノムさん)』と口ずさんでおりました(^^;。
 この映画を観ていると、河崎監督の“映画愛(特に怪獣映画への)”が、スクリーン越しにヒシヒシと伝わってきます。41年の時を経て、松竹が唯一制作した怪獣特撮映画の怪獣・ギララを復活させ、夏木陽介や黒部進と言った面々に、大真面目な顔してクッだらない芝居をさせる。いやあ、素晴らしいですね~。惜しむらくは、ある時点からストーリーが“タケ魔人=(ビートたけし)”在りきで、展開してしまったことですね。最終的にそこへ話を持っていこうってのが、ミエミエになってしまったのがチョット残念でした。あ、加藤夏希チャンは“怪演”でしたよ。あんなカワイイ子に何させるねんな、『ネチコマ!』って…(^^;。
 みうらじゅん、リリー・フランキー、そして故 水野晴郎の特別出演・シーンには、爆笑させていただきました。特にみうらさん、劇中ムチャクチャなコメント言ってますが、『この人なら、現実でもこんなこと言いかねんな~』と思えて、大爆笑しちゃいました。そして、水野さんの最後のお姿と台詞『やっぱりギララってすごいもんですね』ホント、素晴らしいですよ!もお、色んな意味で。

 河崎監督、今度は「ギララ・ガッパ超特急 解散総選挙危機一髪」だそうで…。もうこうなりゃ、トコトン行くとこまで行ってもらいたいですね。付いていきますよ~!

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mori2

1.0うんざり

 あのーっ、河崎監督。
あなた今、商業映画を撮っているのですよ。
アマチュア映画やってんじゃないんだよ。
解ってんの?

内容はアマチュア映画以下、本当に素人作品でもっと面白いのがある。
かつての特撮俳優を起用したのは、お遊びというより一緒に仕事したかっただけでしょ。こんな作品に、あの方達を出演させたら経歴に傷がつきますよ。

映画館にカネ払ってまで見に行く価値は全く無し。
DVDレンタルするのももったいない。

次はガッパ?
あんたはカッパか?

評価はC-としたけど、それ以下がなかっただけ。
本当の評価はZ-。

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バカボンのおやじ

3.5アレレ?たけしはどこに出ていたの!

2008年7月9日
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鑑賞方法:映画館

『宇宙大怪獣 ギララ』が公開されたのは1967年のことでした。だから40年ぶりの復活です。舞台挨拶で、河崎実監督は怪獣映画を撮るのが夢だったと語りました。
 この日河崎監督は、アユラの『日本の監督』特集に自分の名前がなかったことをしきりに気にしておりました。今までのベタな作品の数々を思えば、やむを得ないことでしょう。しかし本作は、夏木陽介の大御所に、なんとビートたけしまで出演している豪華版。
 あと怪獣評論家として、本人名でみうらじゅん、リリー・フランキーのほか、水野晴郎まで登場。水野さんは、これが遺作になりました。あの名台詞もばっちり決めていましたよ。でもこんな映画が最後なんて、ホントよかったのでしょうかね。

 作品は、まさに大人の夢が実ったというべき作品で、CGを使わない伝統的な怪獣映画そのものでありました。その点では年配の人が見たらノスタルジーすら感じさせます。台詞も国際関係をネタにしたウイットに富むもので、今話題のニュースペーパーが笑いをとっていて、彼らのライブショーの延長みたいな作品でもあります。ネタ的にはちびっ子には難しいところもあるかもしれません。
 そんなわけで、まさにオトーサンのための怪獣映画といっても過言ではないでしょう。
 ただね、予算の関係か(^^ゞギララは洞爺湖についてからはあまり動こうとしないのです。ゴジラのように破壊尽くしてこその怪獣映画であると思いますよ。
 それとギララに立ち向かうサミット参加諸国自慢の撃退作戦がしょぼくて笑わせます。 ある国の元首が考えた毒ガス作戦では、ギララが笑い転げたり、阿波踊りをするところなんぞ仕草がおかしかったです。
 見所は、やはりニュースペーパー。彼らの演ずる安倍前首相が伊部首相を、小泉元首相が大泉前首相に扮するという二重の設定なんです。えっ福田首相はどうしたって?舞台挨拶では登場した「福田首相」曰く、映画を撮っているとき自分が公開時期まで首相で居続けているとは思えなかったので、出演を辞退したそうです。でも渡部又兵衛は別な役でちゃんと出ていましたよ。
 そしてこの大泉前首相がくせ者。各国のベタなギララ対策が頓挫していくなかで突如核攻撃を主張し始めます。この発言には、この作品最大のどんでん返しが用意されていました。果たして核をテポド~ンと打てという大泉前首相の本当の正体は!?
 もう一つの見どころは、役者生命をかけた加藤夏希と加藤和樹の「ネチコマ」踊り。地元に昔から伝わるタケ魔神信仰。ギララ征伐はタケ魔神におすがりするしかないという村人たちが踊るのがこの「ネチコマ」踊り。それはちょうどビートたけしのコマネチホーズを逆にしたものでした。これを大まじめに踊る主役の二人の真剣さがおもしろかったです。
 それにしても、情けないほどお寒いサミット諸国と日本政府のギララ対策。こうなったらみんなで「ネチコマ」踊って、タケ魔神を呼び出すしかないのでしょうか。

 それにしても、この作品。出演ビートたけしとなっていますが、アレレ?たけしはどこに出ていたのかわかりませんでした。まさかあのかぶり物が・・・(^^ゞ

 追伸
 舞台挨拶で、ニュースペーパーの生コントと音楽を担当したデブパレードの挨拶が聞けて満足できました。

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流山の小地蔵