ゲット スマートのレビュー・感想・評価
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【”歓喜の歌”アメリカ諜報機関コントロールのおバカエージェントの活躍を描くスパイコメディ。笑顔無きスティーヴ・カレルのコメディセンスと毛の有るドウェイン・ジョンソンも貴重です。】
■アメリカの諜報機関コントロールに所属するエージェント全員の身元が、ソビエトの諜報組織カオスに把握される事態が発生する。
事態を重く見た上層部は、分析官マックスウェル・スマート(スティーヴ・カレル)を現場に出すことを決断する。
正体の知られていないエージェント99(アン・ハサウェイ)とコンビを組み、カオスに挑む二人に襲い掛かるカオスの魔の手・・。
◆感想
・ご存じの通り、スティーヴ・カレルは今や重厚な演技をする名優の一人であるが、若き頃はコメディセンスも抜群だったんだなあ。
・コメディ映画は、シリアス物よりも作りが難しいと思っているが、今作は楽々とそれをクリアーしている。
その一番の要因は、矢張りニコリともしないスティーブ・カレルの秀逸なコメディ演技と、コレマタ若きエージェント99を演じたアン・ハサウェイとの可笑しな会話劇と、それとは不釣り合いなほどに、本格的なアクションの数々であろう。
<今作は、60年代の人気テレビドラマ「それ行けスマート」のリメーク版だそうであるが、ナカナカ貴重な映像満載の作品である。
その中には、毛の有るドウェイン・ジョンソンが入る事は、間違いないであろう作品である。>
真剣にアホ
思ったより馴染めたアメリカンジョーク
心を軽くしたいときに。
これはこれで面白い。
この妙な間、はずし方がいい。コメディ映画。
でも主人公達ちゃんと活躍していて、危機を救います(笑)。
その活躍ぶりとその後についてはネタバレになるので割愛。
笑いで危機を救うのか、エージェントとして危機を救うのかは見てのお楽しみ。
アクションも、『M:I』ほどドキドキ・ハラハラしないけど、迫力あります。
というか、アクションスターと認識していない方々のアクション。
(ロック様は、今でこそアクション俳優としての主演作が次々と予告配信されているけれど、この映画初見の時、私はロック様のことも初めて知った。)
勿論、ガチな部分はスタントマンさんたちがなさっているのだろうが、それでもこの役者の布陣で 魅せてくれるところにテンションが上がる(*^▽^*)/
アクションではないけれど、マックスウェルのダンスシーンはどう撮ったんだ。私にとっての見どころの一つ。粋です。
これぞ”ポップコーンムービー”。安心して楽しめます。
途中で『Mr.ビーン』のパクリ?って思いましたが、違うのね。顔芸のMr.ビーンと違い、マックスウェルはほとんど無表情。そこがまたおかしい。
無表情っぽいのに、鼻高々感や、やっちまった感が炸裂。
まじめで、人のために働く良い人で、優秀なのに、ドジ。真面目な人が一生懸命やっているのに失敗する様がおかしいと書くと、自分の人格を疑ってしまいますが、さりげない鼻高々感や、そこでそれやる?というところがあって、「だからぁ~」と笑ってしまいます。
勿論、笑いは、そんな揚げ足取りだけじゃありません。
絶妙なアンサンブル。見事。
爆笑というより、クスクスという感じ。
そして超有名役者たちがコメディ作品に彩を与えてくれます。
ボスがいい味出しています。温かくて。どこかおかしくって。マシ・オカさんのインタビューで知ったけれど、コメディアンでもあるのですね。
テレンス・スタンプさん。あの、『悪魔の首飾り」(『世にも怪奇な物語り』)の、あの方!!!コメディも出るの?インタビューによると初挑戦だそうですね。
大統領は『ミザリー』のあの方!!!この方もコメディに出るの?
もう、意表を突かれました!それが、笑いに。ご本人たちは笑わせようとする演技ではないのに。
マシ・オカさん演じるコンビは、スピンオフされているのですって。
私的には『相棒』のスピンオフ『鑑識~(だっけ?)』を思い出しちゃったけど、この二人も良い味出しています。
かつ、スパイ映画のお約束・ガジェットの数々。ほとんど、ギャグでしか使われないようなものも、この映画ではなじみすぎ(爆)。
と、お楽しみが振りまかれています。
正直、以前鑑賞したのに忘れていて、また観ちゃったくらい軽い内容なんですが、まあ損した気にはなりません。
悪役がどんな悪役だったっけ?と、スルーしてしまうくらいな描かれ方。それでも、スタンプさんの存在感は残る。う~ん、すごい。
テーマ曲も、ちょっとしたチャレンジを試みるときに、何気に頭の中で再生します。
絶体絶命ピンチに立ち向かうときは『M:I』のテーマ。
ちょっと格好つけたいときは『007』のテーマ。
でも、『ゲットスマート』なら、失敗した時にも、自分によしよししてあげられます。「頑張ったね、自分」と。
興奮した心と頭をかるくジャブして肩の力を抜いて軽くしてくれる映画です。
(『それいけスマート』未見)
古いスパイ映画の古いパロディ映画。
ジワジワと、くるぅ〜
緊張をほぐしたい時にオススメ! とにかく爆笑できるスパイ映画です!
とにかく面白いスパイの世界を舞台にしたコメディ・アクションです!
長年エージェントに憧れていた分析官マックス(スティーブ・カレル)と、エリートエージェント99(アン・ハサウェイ)の真逆のタイプのバディシップが見ごたえあります。
良かれと思って行動することすべてが、ドジを踏み、結果、エージェント99の足を引っ張る等、
爆笑シーンがたくさんあります。
個人的には、「音声バリア」のシーンが好きです。
マックスは、ドジだけども、長年努力を積み重ねてきただけあって、重要な場面で、その能力が発揮されます。
誠実に一生懸命に努力をすれば報われる、という社会ではないですが、
そういう人が報われるというストーリー展開には、好感がもてますよね!
気楽に見ながら、爆笑したいという方には、とくにおすすめの映画です。
無表情でひどい目に遭う男 笑える
「ピンクパンサー」のクルーゾー警部みたいな感じですかね。本人はいたって真面目に物事をすすめているのに、なにか歯車がずれて、ひどい目に遭ってしまうという、スパイコメディ。痛い目に遭っても、平気な顔をしているのに、痛そうという状況がとても笑えます。
ただし、お話しそのものは特に何のひねりもなし。スパイアクションにつきものの秘密道具のガジェットや、カーチェイス、軽いロマンスと、楽しめる要素は満載。単純に笑って、「あー面白かった」で終わる映画です。
アン・ハサウェイは、コメディ映画にはたくさん出ているのに、意外にこの映画のようなクール・ビューティーの役は少ない気がします。彼女なら、もう一味違うテイストを加えてくれそうなのに、そこまでややこしいキャラクターにはならず。ホントは彼女のほうがおっちょこちょいでヘマをやらかすエージェントの役が似合いそうなものですが、続編があれば、違う顔も見せてほしいところです。
2018.2.9
スベリ知らずで笑えたよ
キャストが豪華✨
とっても笑えるアクションコメディ
面白かった。
見終わってしまったのが残念だと思った
ファビュラス・ベイカリー・ボーイズ!
1960年代に人気のあったTVシリーズ『それ行けスマート』がオリジナルらしい。そんなこととはつゆ知らず、単なる『007』のパロディなのだと思っていました。もちろんそのオリジナルは見てないんですけど、知っていたらもっと楽しめたのかもしれません。ザ・ロックがドウェイン・ジョンソンという名前になってたことも知らなかったのでエンドクレジットでビックリしましたし・・・やっぱり最小限の予習の必要性も痛感。
アメリカン・コメディはどうも日本じゃウケない。理由のひとつは字幕翻訳にあるかと思うのですが、この映画では特に台詞が多くて訳しきれてないような気がします。字数制限がある中で大変な作業なのですが、チャック・ノリスを翻訳しておきながら“ファビュラス・ベイカリー・ボーイズ”を訳さないのは映画ファンに対して失礼なんじゃないかとも思ってしまいました。
破壊した建物が核工場だったはずなのにパン工場だったとわかった直後のことで、男2人女1人のスパイたちだっただけに一人で笑ってしまいましたが、これは英語力があるわけじゃなく、たまたま直感が働いただけのことです・・・
実はローワン・アトキンソンの『ジョニー・イングリッシュ』のほうが好みなんですけど、それと比べると前述した台詞の多さもあるし、主人公がドジったことが次から次へと悪い方向に向かうスラップスティックとは違い、分析官としての優秀な頭脳のおかげで失敗がすぐに収束してしまう点でしょうか。言ってみれば、マックスはドジだけど結構カッコよかったりするのです。で、このおかげで前半は笑えずじまい。まぁ、核施設に爆弾仕掛けるってのも、マックスだったこともあってハラハラしたのも原因の一つ。
だけど、後半になってからは金のかかったアクションに魅了されてしまいました。それに悪の組織“カオス”にしても、「LAを爆破するのはいいけど、政治批判してくれる映画スターまで・・・」などと嬉しいことを言ってくれます。また、『華氏911』でもお馴染みになった大統領が同時多発テロ当時に小学校で本を読んでた映像も(笑)。カーチェイスもよかったし、アラン・アーキンの曲乗りシーンも凄かったです。
『40歳の童貞男』のスティーヴ・カレルと、『プラダを着た悪魔』のアン・ハサウェイ。007シリーズのジョーズにも似たダリープ・シンも良かったです。そしてスピンオフも観たくなってしまうブルース(マシ・オカ)とロイド(ネイト・トレンス)。細かくカメオを発見しようと心掛けていたのにビル・マーレイに気付かなかった・・・ドジ。
ロック様もっと活躍してっ!
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