劇場公開日 2008年10月11日

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「意外や意外、これは良作(゚Д゚;)」ゲット スマート ぱんだまるさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5意外や意外、これは良作(゚Д゚;)

2015年8月5日
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鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

興奮

主人公が所属する諜報組織が敵の攻撃を受け壊滅的被害を受ける。調査・反撃しようにもこちら側のエージェントは皆顔がわれてしまっており殺されるものも続出。じゃあどうするか、ということで分析官という裏方仕事に就く顔が知られていない主人公がエージェントに任命され任務をこなしていくという話。

ジャンルとしてはアクションコメディということで内容には期待していなかった。ただアンハサウェイが出てるからという理由、彼女の可愛いさとおっぱいで癒されようという理由からゆるーい気持ちで見始めた。

が。

しっかりとした骨太のアクションはある、お約束を抑えた潜入・駆け引き・秘密道具はある、とちゃんとドキドキワクワクのスパイ映画していて(?)楽しめるし、ストーリー運び・演出(特に振りと回収)がしっかりしているしで意外に良作な映画だった。

もともと優秀な「分析官(事務職)」という設定が良いほうにも悪いほうにも(笑)活かされている。いろいろハッとなる箇所があるのだが、特に良いほうとして、敵の殺し屋との対決の際のピンチの切り抜け方。これがまさに「振りと回収、優秀な分析官とおいう設定」が見事に合わせ練られており、こういった切り抜け方は見たことがなかったので唸ってしまった(笑いどころでもあるのだが)。

随所に散りばめられたアメリカンギャグのぐだらなさも安定しており、ときたまクスッとできる程度のもの(褒めてます)。

そしてそして。アンハサウェイの撮り方もうまい。「少女的可愛らしさ」と「大人の女性としての性的・肉体的魅力」、この両立できないものを両立している彼女の魅力が全開。メロメロになります。

総じて見て損はない、というか見たほうがいい作品。楽しいです。スパイ映画好きならコメディタッチというところで毛嫌いせずに尚更どうぞ。

ぱんだまる