「惜しい」HEY JAPANESE! Do you believe PEACE, LOVE and UNDERSTANDING? 2008 2008年、イマドキジャパニーズよ。愛と平和と理解を信じるかい? masaさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0惜しい

2008年3月7日

この映画を観て好き嫌いは非常に分かれると思う作品である。
この映画は群像劇の上、脚本上のディティール(言葉)で複数の主人公のカットに飛び、
ジャンプカットで飛びと考える暇がまったくない。
ということはこの作家は考える暇を与えないで何を伝えようかとしているのかと疑問に思う。日本の情報量の多さ(洪水的な)ものを表しているのだろうと思うが多少慣れるまで時間がかかってしまうがそこに注意してから観てほしい。

もちろん、テーマ(タイトル)も良いがこのテーマや主人公である女子高生のへの視点が90年代前半くらいの視点なのである。あまりにバカにしすぎなのでここには書かない。ぜひブラックユーモアとして作品を見た際は捉えないと怒り狂ってしまうだろう。

テーマの話に戻ると「日本人よ、こんな平和ぼけしてていいのかい?」である。
おそらく9.11以降に書かれたであろう脚本であるが構想8年が立っているので多少昔の視点であることは否めない。
この作品で欠落があるとすれば、ニート扮する二人組の部屋の奥にテレビが映っているのだがそれに戦争のニュース映像等を移さなければこの長いタイトルを唱えられないはずだと私は感じた。
何かと惜しい点を否めないが見る価値に値する作品である。

masa