「友達っていいなぁ~」ぼくの大切なともだち live_at_luxorさんの映画レビュー(感想・評価)
友達っていいなぁ~
これは当たりでした!今年1番のお気に入り作品!
じんわりとあったか~い気持ちになれること間違いなし!
つくづく友達っていいよなぁ~って思います。
去年観たお気に入り映画の一つ『列車に乗った男』の
パトリス・ルコント監督ということで観たいリストに入れてた作品。
邦題から少年の物語を想像してしまいますが、主人公は
“人を信じすぎて傷ついてきた男と
人を信じることなく傷つけてきた男”
どちらもパリの街角に住む中年男性です。
自分には友達がいないことに気付かされ、
ひょんな事から10日間で友達を作ることになってしまったフランソワ。
いつもしかめっ面で愛想のない冷たい美術商です。
一方、乗り合わせた縁から友達作りのレクチャーをする事になったブリュノ。
雑学豊富で誰にでも愛想よく話しかけるタクシー運転手です。
コメディタッチで描かれる一連のやりとりは
ほのぼのしてていかにもフランス映画のやさしい雰囲気。
フランスといえばお馴染みのアコーディオンの音色もよくマッチしています。
まぁ当初の目的通り、念願の友達はできるのですが
そのまま終わるほど単純ではないですよねぇ。
紆余曲折を経て、感涙のラストが待っています。
アメリカで言うところのハートフルコメディなんですが
本当に自動的に顔がほころぶようないいストーリー。
後半は頬が緩みっぱなしでした。
中年男性のこういうほのぼのした暖かい映画は
やっぱりヨーロッパ、特にフランス映画の得意技ですねぇ~。
前作の『列車に乗った男』や
去年のお気に入りNo.1の『ガスパール』、
北欧の癒し系『キッチンストーリー』など
どれもなんとも愛すべき中年男の物語。
みんな大好きな作品です。
そういえば…
大人になった今、
夜中の3時に電話できる友達っているかなぁ…
劇中に出てくるセリフにふと考えてしまいました。
友達じゃなくて親友。
大事にしなきゃ。
秋の夜長にじんわりほっこりしたい時に
強烈におすすめです!
※他サイトより転載(投稿日:2009/10/18)