感染列島のレビュー・感想・評価
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ちょっと惜しい部分もある
何か物足りない
例え明日、地球が滅びるとも、今日君は林檎の木を植える
この言葉だけで、0.5ポイント稼ぎました
つい先日、インフルエンザの輸入ワクチンを大量に余らせて無駄にしてしまった日本でしたね。
このようなことは実際に起こることがあるようでとても怖いですね。
物語の前半は、そのようなリアルな恐怖を感じてとても良い感じになっていました。
ところが、丁度1時間を過ぎた解明が始まるあたりから、物語の造りが酷くなっていきました。
一医師が行うことではとてもないような展開です。
また、感染経路についても、えっ、そんな内輪だけで済ませちゃうの?という安易な感じ。
都市の荒廃シーンはまったく不要。なんで、火事なんだよ!って感じです。
きっちりと医療体制はとっているのに辻褄あってないでしょう?
後半はがっかり
お話の顛末がお粗末
稚拙自ブログから抜粋で。
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爆発感染が日本中を恐怖に陥れていく前半は悪くない。爆発感染が起こった場合の病院や政府の対処など、かなり下調べしたんだろう、なかなか“らしい”雰囲気で話は進む。
しかし、東京の街がゴーストタウンのようになるあたりから、どんどんそういったリアリティが手抜きになって、あげくにクライマックスは爆発感染にかこつけた悲劇のラブストーリーで無理矢理盛り上げるという、やけに陳腐なメロドラマで締められてしまう。
みんな感染で死んでしまったのか、はたまた単に建物の中に閉じこもっているだけなのかといった明確な説明はないが、とりあえずゴーストタウンのように人気が無くなった都心。防護服に身を包んだ役人だか警官だかが感染者を見つけては連れ去っているその中を、だけどなぜか松岡や栄子たちはマスクも付けないまま平然と歩いているのは、どうにも不可思議。
あるいは都心を映しだした空撮であちこちのビルの谷間から煙が立ち上っている、あれはいったい何?火災のつもり?ウイルス感染と火災の因果関係は?
いや、ひょっとしたら明確な科学的、社会的、行動学的理由付けがあるのかもしれないけれど、この映画を観る限り、「どう、すごいCGでしょ」っていう傲りしか感じられない。
後半のメロドラマに至っては、もう勝手にやって、って感じ。
日本中をどん底に突き落とす大事件のさなか、なんで松岡&栄子のなれそめ回想シーンで延々と引っ張るかなぁ。
いや確かに、泣ける話ですよ。けど、そこを大々的なクライマックスにしちゃうって、完全に作品の軸がぶれてるでしょうに。
恐怖を哀れみにすり替えて、骨抜きにされた失敗作としか言いようがない。
すごかった
リアルです^^;
悪くはないのですが、、、
結構リアル、かなり感動!
リアリティと演劇の狭間に苦労。
未知のウイルスが襲った日本。感染はあっという間に広がり、歯止めが利かず、都市機能は低下していく。そんな絶望的状況の中、市立病院に勤務する医師とその医師の元恋人でWHOメディカルオフィサーの、未知のウイルスに対する戦いを描く。
新インフルエンザの脅威が現実味を帯びつつある今、タイムリーなテーマの映画と言えます。作品冒頭の導入部で、フィリピンでの新インフルエンザの発生も描いており、その意味では、リアルにシミュレートしようとした努力の跡はうかがい知る事が出来ます。
妻夫木聡と檀れいが、元恋人同士ですか・・・。劇中では、妻夫木聡が学生で檀れいが助手だったという設定にしてありますが、それにしても、この二人の年齢差はちょっと無理があるのでは・・・。むしろ、佐藤浩市あたりを主人公にした方が、(医師としての経験とかと言う意味で)良かったのではないかと思います。
先に、“リアルにシミュレートしようとした”とは書きましたが、そこはやはり劇映画。ちょっと、物語を作っているところはあります。ネタバレになってしまいますが、妻夫木聡演じる市立病院医師が、何故か感染源の特定のために海外まで行ってしまうとか、国仲涼子演じる看護師が発症したかと思うと、劇症的に症状が進みあっという間に死に至るとかね。途中までは、いい感じでリアルだったんですけどね。
それと、全般的に話が冗長です。今回のような、感染症のエピデミック(いや、アウトブレイクと言うべきか?)を描いた映画といえば『アウトブレイク』がありますが、それの緊迫感に比べ、こちらの作品は全体に流れる緊迫感が今ひとつ。ある意味、その緊迫感の無さは、現実の日本を忠実にシミュレートしているのかもしれませんが。もう少し話を絞り、物語全般的に緊迫感を持たせたほうが、いい作品になったのではないかと思います。
あ、銀座や新宿などの繁華街が、廃墟と化しているシーンが有りますが、CGが甘いですね。セリフも反響して聞こえて、スタジオでブルースクリーンの前で演じている事バレバレです。
そうそう。試写会のとき、妻夫木聡に相方太田と名前を間違えられた田中ですが、医療従事者の配偶者と言う役どころを、結構いい味出して演じていました。本当に、あんな感じなんかもしれませんね。最後に彼が泣くシーン(とその時の、娘の無邪気な姿)は、ちょっと泣けました。
劇とリアルなシミュレーションの狭間で苦労した事は感じます。突っ込みどころは沢山ありますが、劇映画として割り切れば良いのではないかと思います。
時間をうまく使っていると思う
試写会で観てきました。
病気の症状が現れ、原因を探し求め、やっと見つけ、さらに回復するには、それぞれ時間がかかります。
本作品の場合、その「時間がかかる」=「死者が増える」となり、その重々しい雰囲気が、2時間を超える映画の長さで、表していると感じました。
海外の作品で似たようなのがありましたが、この場合は先に原因となるものがスクリーンに出てて、観ている方は、「そうそう、そこそこ」と
ある面、先が読めてしまいました。
本作品の場合、そのような先読みができませんでした。
ううん、途中途中で、感染者数と死亡者数がカウントアップされてゆくので、そんな気にならなかったのかもしれません。
また、キャストにお笑いタレントさんも出ておられますが、映画の雰囲気を壊すことなく、普段からは見られぬ真剣に演じておられ、立派だと思いました。
映画を見終わって、主演女優の壇れいさんの物憂げな感じが、
ずっと残っています。
『アウトブレイク』の邦画リメイク作品ですね
12日試写会よみうりホールにて。この作品のストーリーは最近はトレンドのようで、よく取り上げられています。昨年のドラマ「ブラッディ・マンデー」も同じような話です。期待しないで観に行きましたが、邦画にしては鑑賞に耐え得る映画です。「252」は駄作でしたが、それよりも出来は格段に上だと思います。但し、中段の盛り上がりに反し、後半は間延びし、少し退屈になります。2時間20分は長い…、脚本と編集次第ではもう少し短く、引き締まった作品になったのではと思うと惜しい…。
また、似たような映画はアメリカでは10年以上前に作られています。映画『アウトブレイク』(OUTBREAK、1995年、米)です。監督は最近は駄作が多いウォルフガング・ペーターゼン 、出演は名優ダスティン・ホフマンでした。本作はエボラよりも感染力が強く致死性が高い、エボラを容易に連想させる架空のウイルスを扱っていて、題材から、その映画の内容、最後のオチまで非常に似ています。14年前の作品ですが、残念ながら作品の出来は「感染列島」よりもさらに数段上です。
新鮮さに欠ける気が
感染列島ですよ?気になりません??
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