「好みの違いで感情移入できなかったけれど」痛いほどきみが好きなのに カサキショーさんの映画レビュー(感想・評価)
好みの違いで感情移入できなかったけれど
イーサンホーク自身の若き日の恋愛の想い出を、
今だから辿ることができるようになった自伝的作品
だそうです。
ニューヨークでウィリアムはサラに出会い、恋する。
彼は役者、彼女は歌手。
一度は結婚まで考えてくれた程なのに、
自己の自立の為に距離を置こうとする彼女。
そうされればされるほど彼女への想いが募るウィリアム。
恋愛の持つ狂おしい気持ちをマーク・ウェバーが熱演。
自分の愛情がストレートに伝わらない時の
若者が持つ熱烈な感情の起伏を、とても繊細な演技で表現していた。
サラにはカタリーナ・サンディノ・モレノが扮していたのですが、
彼女の魅力で、私も、ウィリアムと同じような気持ちにさせられたら、
感情移入出来て、この作品の痛いほどの気持ちが
私にもわかるのにと、残念に思いました。
テイストは好きだったし、上手い役者が揃っていたのに
女性の好みのせいで、評価は2ランクダウンというところです。
(+、-もワンランクと数えて)
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