「世界が求めるジャパニメーションの印象」ラスト・ブラッド harizoさんの映画レビュー(感想・評価)
世界が求めるジャパニメーションの印象
2000年当時に公開された原作アニメは
斬新なテイストで一目でファンになりました。
世界観の説明不足、ツッコミ所の多い今作ですが、
もともとのアニメも48分のパイロット版的な
作品だったので、あまり主人公サヤの生い立ちや
経緯の説明はありません。
ザックリと、人間とオニのハーフの不老不死の女子が
人間の心を持ってして鬼退治する話です。
(実写版では、オープニング幕開けの電車のシーン、
セーラー服を来て米軍基地内のハイスクールに転入、
空港滑走路でのオニ退治のシーンが再現されてます)
アニメも内容というよりはデジタルの映像美と
アニメーションで魅せるアクションが見所。
実写版も何を求めるかで楽しめると思います。
(血しぶきスプラッター度は増してます)
主人公の“チョン・ジヒョン”は、見てくれも
芯のある可愛さでアクションもそこそこ、
下手な日本人がやるよりは全然いいです。
期待を裏切らないイメージでした。
日本代表“小雪”さんは……、雪女か九尾の狐
のような白い着物姿で美しかったです、以上!
あと、ちょっとうれしい倉田保昭の健在ぶり♪
監督は「キス・オブ・ザ・ドラゴン」の
“クリス・ナオン”。
プロデューサーは「グリーン・デスティニー」の
“ビル・コン”。
どちらも好きな作品なので、ひいき目に評価しちゃ
いましたが、オニのCGだけは頂けなかった。
今回、日・韓・仏合作はいいとして、せめて
オニのCGくらいはせめて米に頼んで欲しかった。
アニメに比べてかなり格好悪いのが残念。
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