劇場公開日 2008年4月26日

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愛おしき隣人のレビュー・感想・評価

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4.54.3

2016年5月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

難しい

はっきりと表現しないが、なんとなく伝わってくるぼんやりとしたものがある。

登場人物のセリフは愚痴や叶わぬ夢ばかり。奮闘することもなく、ヒーローが出てきて解決することもなく、ただ垂れ流すばかり。

山も谷も無い、単調な映画だけどなぜか魅力的に感じる。

ほとんどのシーンが固定カメラで撮影されていて、また殺風景で人間に活力が無いのだが、どこからか人間臭さが感じられる。

これでリスニング・トリロジーを全て見たことになるのだが、本当に人間をリアルに描いていると思う。

ラストオーダーの鐘を鳴らすバーの店主が「また明日」と言うのが、なんかすごくすてき。
いろいろ考えさせらる映画3部作だった。

最初襲撃の夢を見て起きた人と、最後の戦闘機がたくさん飛ぶシーンは繋がっているのかな?
テーブルクロスの下の鉤十字のマークは一体どういう意味なのか?
まだよくわからないこともたくさんある。

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onaka

3.0「しょっぱい」ことも、北欧らしい風景が何だか可愛らしく見せてしまう

<個人的戯言>
【♪レ~ジ~メ~♪】
基本的にストーリーがあるというではなく、次々と出てくる「しょっぱい」人達。独特の引いた、殺風景な映像が、一つ間違えばコント集になりかねないところを、微妙な空気感を出しています。

【ぐだぐだ独り言詳細】
とにかく全体を通して出てくる「しょっぱい」人達。ネタバレというほど特に言ったからといって、ストーリーもないので問題はありませんが、この「しょっぱい」イメージが命なので控えます。
むちゃむちゃ不幸というわけではないのですが、それこそ

「何で私だけ?」

みたいな感じのことありません?例えて言うなら、家具の角に足をぶつけるみたいな・・・まあ逆にいうと、

「そんなことで?」

ということで「ぐずぐず」言ってます。

女の子の憧れるロック・ミュージシャンの所属するグループの名前のように(このネタがわかるのはたぶん35歳以上だと思いますが・・・)、この「しょっぱい」ことの連続だと、それこそコント集みたいになってしまいますが、
それを独特の空気感を出すようにしているのが、

・ちょっと引き気味のアングルと、
・殺風景なセット

です。これが

おかしくもあり、
物悲しくもあり、

何だか北欧って感じなんですよね。とにかく他では味わえない、「しょっぱい」んだけど、ちょっと幸せな気分になれる、可愛い作品です。個人的には、嘆き言葉がBGMに乗せて語られるシーンが、結構かっこよかったです。

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ジョルジュ・トーニオ

1.0究極のやおい映画だぁぁぁ!すごいぞぉ。

2008年4月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 アンダーソン監督の撮影への執念には脱帽しますが、これどう見ても、北欧のあるアパートの住人たちの平凡な生活を意味なく並べた、典型的な「やおい」作品です。そのヤマなし・オチなし・意味なしの徹底さに度肝を抜かれました。
 要所にユーモアを効かせたところがあって笑わせられるのですが、個々にそんなパーツのシーンがあっても、ストーリー性が皆無では、素直に笑う気にもなりません

 さらに登場人物が語る台詞は、愚痴ばかり。あとは敵わぬ夢。それを解決することもなく垂れ流すばかりなんです。

 トドメはラストの意味ない、戦闘飛行機の群れが延々3分も意味なく続き、突如エンディング。

 隣に座っていた人のため息のほうが、台詞よりも耳に残った作品でした。

 同じ日に当たってた『スシ王子』の試写会にいっとけば良かったのにと公開しました(;_:)

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流山の小地蔵