劇場公開日 2008年5月31日

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「ドレスがゴージャス」幸せになるための27のドレス いずるさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ドレスがゴージャス

2013年1月26日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

楽しい

幸せ

さあ、残念なのは、妹の改心がはっきり描かれなかった事。
あんなにくそビッチなのに、『妹にも悩みがあるんだよ』描写だけ?
それで済んだと思ったかーー!

強気で真面目なジェーンを振り回す皮肉屋なケビン。
お似合いカップルのように思いました。
二人でバーで酔っ払って古い名曲の替え歌を歌いまくって盛り上がるシーンは見ているこっちまで楽しくなる。
何の曲なのか気になります。

恋愛映画としては、非常に女性向けの映画です。(恋愛映画は女性のものかもしれませんが・・・)
綺麗なドレスと『結婚への夢』を笑い物にしつつも、結局結婚を支持するような構成。
世の中の女性が抱く結婚願望と、それを馬鹿らしいと笑う女性の裏腹な心情を上手く盛り込んでいます。

深刻で起りにくい深い問題が二人の間に勃発するわけではなく、一般的に起りうる問題で二人の仲は壊れるので、
共感もしやすい、親近感がわきやすいものになっていると思います。
完全に壊れた、と思った二人の仲はジェーン側に変化が起った為、持ち直すのですが、人間の感情は不思議です。
恋愛感情って、直接的に気持ちを確かめないと分からないようなあやふやなものなのでしょうか。
キスまでして「なんか違うみたい」じゃないでしょう。おい!

今回注目した役者は、
日曜日の結婚式記事で世の中の女性の夢を演出している新聞記者役ケビンことジェームズ・マースデン。
他の人と違う所を見ている新聞記者役が非常に似合う雰囲気で、
シニカルでいつつも、深刻にならないラブロマンスの相手には最適の役者でした。
 あと、会社の受付役のロックな彼女。名前が分かりませんけど、彼女もいいですねー。
ろくにセリフはない彼女に、何故心を奪われたかと言うと、初登場時に二つのNO.をいうシーン。
初めのNOと後のNOで違う心情が伝わってきて、しかもふてた声色が可愛い。
今後に注目しようと思いました。
追記:彼女はクリステン・リッターというらしいです。

いずる