「珍品」僕の彼女はサイボーグ ダース平太さんの映画レビュー(感想・評価)
珍品
「猟奇的な彼女」「僕の彼女を紹介します」に続くクァク・ジェヨンの“彼女シリーズ3部作”の最終章。大地震に見舞われた東京の街並みを現出させたCGや主演の綾瀬の役へのハマり具合など、見所がないわけでもないが、いかんせん脚本が適当過ぎるのが最大のマイナスポイント。
中でも綾瀬扮する主人公が恋に落ちる男(小出恵介)が、ちーーっとも魅力的に描けていないのが致命傷。他力本願で自分は何1つ努力していない、冴えない男は、主人公が命を賭けるだけの魅力があるとは到底思えない。これでは観客も感情移入できないだろうに。。
ともあれ、CGの派手さ具合とか、誤解された日本の描写とか、まあ見所がないわけではない奇妙な珍品。
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