劇場公開日 2008年5月31日

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「テーマがボケてる」僕の彼女はサイボーグ マスター@だんだんさんの映画レビュー(感想・評価)

1.5テーマがボケてる

2010年1月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

単純

サイボーグ・・・すなわち人造人間でも、人の心がわかる、人と通じ合える、やがては愛し合えるというのがテーマではないのか?
ところが、最後はけっきょく生身の人間が相手になってしまう。よく言えば「“萌え”はいかんよ、生身の人間とつきあいましょう」だが、なんかテーマがボケて裏切られた気がする。
大学生ジローの小学生時代が描かれるが、いくら田舎といったって、どうみても昭和30年代。とても彼が小学生だったであろう平成とは思えない。このセットといい、大地震のVFXといい、ここまでカネかけて何を訴えたかったのか、最後までわからないまま終わってしまう。
ワザとらしいカー・アクションにもシラけるし、欲張ってタイム・トラベルを前面に押し出した割には、過去と未来のつじつま合わせに妙味がない。
どうみても綾瀬はるかのプロモーションビデオだ。それはそれでいいのかもしれないが、次回作「ICHI」に期待だ。

マスター@だんだん