「妖精ファンタジー」スパイダーウィックの謎 bunmei21さんの映画レビュー(感想・評価)
妖精ファンタジー
ホーリー・ブラック原作による児童小説の実写映画化。妖精たちが住む家に越してきた一家に襲い掛かる悪の妖精たちとの闘いを描いたファンタジー作品。80年前にその家に住んでいたスパイダー・ウィックが、妖精の秘密について書いた記した『決して読んではならない本』に起因し、妖精と人間との大騒動へと繋がる。
双子のジャレッドとサイモン、姉のマロリー、母のヘレンは、両親の離婚の為に、田舎の幽霊屋敷の様な家に越してきた。早々に、ジャレッドは、朽ち果てた家の壁の中に何かがいる気配を感じる。そこで家の中を探索すると、屋根裏部屋で、『決して読んではならない本』という警告メモが張られた本を見つける。しかし、ジャレットはその警告を無視して、その本を開き、外に持ち出してしまう。そこから、邪悪な妖精・マルガラスたちがその本を狙って、一家に襲い掛かる。
本作に出てくる妖精が、ゴブリン、トロール、グリフィン等、『ハリー・ポッター』でもお馴染みで、一度は聞いたことのある名前ばかり。それに、カメラ・アングルやBGMも『ハリー・ポッター』を思い起こすシーンが多かった。
また、邪悪な妖精と闘う武器となるのがトマトソース、家を取り囲むバリアとなるのがキノコというのも、児童書ならでは。子供を主人公にした、ファンタジーな洋画の王道のような作品だ。
今回の主役は、『チャーリーとチョコレート工場』で主演したフレディ・ハイモニアが、ジャレットとサイモンの双子を一人二役で演じている。当時は天才子役で一世風靡したが、彼も今は成長し、『ウェイ・ダウン』では、銀行強盗役も演じている。
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