「飾らない日常、それが家族」歩いても 歩いても ケイさんの映画レビュー(感想・評価)
飾らない日常、それが家族
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過度な演出、ドラマチックな展開がない是枝作品。どこにでもいる家族を描いている。海で少年を助けたために亡くなった長男の命日に集まる家族。楽しい会話の連続ではなく、時にはいがみ合い、緊張感が走り、陰で小言も言う。これがリアルで、ごく普通の会話、あるある。思わず、樹木希林が、包装袋を取っておき過ぎなんて、どこにでもある風景で、笑ってしまった。細かい描写に感心。人の心理、恐ろしい部分、嫉妬深い部分、執念深さがうまく描かれ、それをぶつけ合うのが家族。出演者の台詞、演技も自然で、皆うまい。間に合うように、親孝行しなければならないと思った。
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