「人に幸あれ、底に笑いあり」ぐるりのこと。 sironabeさんの映画レビュー(感想・評価)
人に幸あれ、底に笑いあり
1993年。出版社で働く翔子と、法廷画家となったカナオの夫婦。生まれた子どもがまもなく亡くなってしまい、翔子は鬱になっていく。そんな彼女にそっと寄り添うカナオは、様々な裁判を傍聴する。二人の10年を描く。
ぐるりとは周辺の意。まず、いくつかの有名な事件をモチーフにした、様々な法廷と報道の様子が興味深いです。そして夫婦の再生の姿も良かった。誰でも人生ずっとうまく行くわけじゃない。様々な人々に、様々な形でしみると思います。
猫背の男は情が篤いとのこと、いいね。
コメントする