劇場公開日 2008年7月19日

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「妙なところが面白かった。」百万円と苦虫女 Push6700さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5妙なところが面白かった。

2013年4月5日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

萌える

映画には入りこめなくて、普通に面白いというわけではなかったんですが、妙なところが面白かった。

よくどこかの映画祭でやってる、ある視点部門ってとこでしょうか?

こういう人、表向きはわからないけど、実際たくさんいるはずだと気づきました。

就職に失敗して、派遣やアルバイト生活、そのうち家にいずらくなって家を出る。

いろんな派遣やアルバイトをしながら、世間を漂流していく。

昔なら、けっこうチャンスがあって、一生懸命頑張れば、認められたり、収入がアップするチャンスもあったんだろうけど、今はほとんどなく、どんなに頑張っても、派遣は派遣、バイトはバイト、逆に安くこき使われるだけで、いざとなったら使い捨て。

いつまでたっても収入アップや、キャリア形成のためのスキルは身につかず、結婚もできないと思う。

不満があっても、自己責任で切り捨てられるから誰にも言えないし、他人にはまったくわからない。

まさに「太平洋ひとりぼっち」状態。

この映画では中途半端なところで終っているけど、是非続きを見てみたい。

こういう人って、最終的にどこに行き、どうなっていくのかすごく興味あります。

蒼井さん主演のシリーズ物として、続けてほしいです。

妙なところといえば、埼玉県民としては、埼玉県の上尾駅でのラストシーンが、印象に残りました。

Push6700