うた魂♪のレビュー・感想・評価
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真剣10代になる!オーディエンスへ届け♥ 『アイアムアフルチン!』
『これがハーモーニーなんだ、歌うってこんなに気持ち良いんだ!』
僕は合唱に人生をかけたわけではないが、小学校5年生の時、
讃美歌『星の世界』を音楽の授業で、合唱として習った。
まだ、声変わりする前だから、主旋律を歌ったけど、声変わりした友人達がハモってくれたと記憶している。
その後、何回かレコード、カセットで合唱の星の世界は聴くことがあるが、みんなで檀上で歌った時のハーモーニーとは雲泥の差の様な気がする。勿論、小学校5年の実際に歌った時が雲の上である。どうしてなんだろう。
56年間、ハーモーニーの本当の素晴らしさを知らないかもしれない。
のかな?
ベタな感動がある
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顔と歌に自身のある女子高生が、好きな男に歌ってる顔を撮られ、
学級新聞に掲載され、産卵中の鮭みたいと言われる。
可愛いという意味だったのだが、傷ついて合唱部の退部を決意。
その時にヤンキーだらけの高校の合唱部の合唱を見る。
彼らは尾崎豊の歌を、心に響くように歌う表現力を持っていた。
感銘を受けた主人公は彼らと話し、格好にこだわるなと教わる。
また主人公に嫌がらせをして来る女生徒がいたが、和解する。
小学生の時、歌が下手で男子からからかわれて泣いている時、
主人公が自信満々で歌い出したのを恨まれていたのだった。
人間的に成長し、それに気付いて謝ることが出来たのだった。
合唱コンクール本番、ヤンキーらも出場する予定だったが、
ヤンキーの格好が主催者側にNGとされてしまう。
誰か出るかって反発してた所に主人公が来て、カツを入れる。
格好にこだわるなって言ったのはお前らやろうが、と。
彼らは心を入れ替えて、髪を黒く染めなおして参加、感動を呼ぶ。
結局主人公らが優勝し、そのアンコールで会場が一体となって合唱。
歌う事の楽しさに改めて気付いたのだった。
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いやー、期待せずに見たのだが、思いのほか面白かった。
夏帆が天真爛漫な女生徒を好演。といか、若くて演技は今一つだったが、
おそらく本質的に主人公のキャラとマッチしていたのだろう。
ヤンキーにカツを入れるシーンとか会場一体となってのアンコール合唱とか、
あり得ないしベタなんやけど、それはそれで感動したかな。
美貌と歌のうまさに自信過剰になって自己主張が強かった人間が、
色々な事を経験して人の気持ちがわかるように成長して行き、
最後は周囲に感謝しながら今を生きるという姿がうまく描かれていた
女子高生×合唱=泣ける
もろはまるパターンのやつだ。
クライマックスのシーンに向けて徐々に収斂されていく感じ、鉄板。
部活に対する情熱。
ちょっと恋があって。
友情。
ライバル。
基本的に話の先は見えてるんだけど、それでもやっぱりおじさんの涙腺は弛くなる。
夏帆。
綺麗な顔してんだけど、なんか抜けた感じがまた良い。
歌ってるときはまだしも、なんだか常にぽかんと口開けて、ちょっと弱い感じ。
まあその表情がいいけど、進んでいくにしたがって変わってくる。
うまいよ。
そんで何故かゴリ。
なんだこれ、と思ったらいい役いただいてたのね。
何故か顧問の先生が産休交代の先生って、見たことある設定?
歌で大切なことは、フルチンになることだ
映画「うた魂(たま)」(田中誠監督)から。
主人公は、合唱部に所属する女子高生。
歌っている時の顔が、産卵中のシャケみたい、と言われ、
歌えなくなる。
そんな気持ちの入っていない彼女の歌い方をみて、
男子高校生役の、お笑い「ガレッジセールのゴリ」さんが、
叱咤激励する。
「あんな歌い方、歌への冒涜だ。
合唱をなめてんじゃねぇぞ、このやろう」と脅しながらも、
「歌にとって、一番大切なことってなんだかわかるか?
フルチンになることだ」と諭す。
「歌とは、心を裸にすることだ」を「フルチン」の言葉で
テレを消した。彼女に「I amフルチン」とまで叫ばせた。
実に痛快な表現だった気がする。
薬師丸ひろ子さん演じる先生が、
「1人になって歌うのは、いつだって出来る。
仲間と歌う時間を大切にしなさい」のアドバイスも良かったな。
邦画も、じっくり見ると本当に面白い。
まったくひどすぎる! これが映画?
題材は面白いのにテレビの特番のほうがよっぽど感動出来るものが出来ると思ったぐらいいひどい出来でした!確かに予告編では期待させるものがあったし 夏帆も可愛いし 薬師丸もくさい中にも最近のそれなりの彼女らしさはアピール出来ていたけれど・・・ただ それだけの作品でした。意識過剰な夏帆が海辺で一人歌いだすまでは良かったけれど あとは・・・このシーンのもどかしいまでのペースののろさから それを見ている地元の村人のあきれ返ったギャップが笑いをとれないままタイトルが出てきて・・・。ここで既に嫌な予感が・・・
「シンクロ」「ジャズ」とこの手の作品は感動が売りなんだから 感動させようとするシーンも そこまで持っていかせるエピソードも観客は大体想像できるわけで 例え、安っぽくても「これが青春だ!」のノリでいけば それなりに日本人なら泣けるのだから この場合もそれでいけば良かったのに 田中監督はテレビとは違いじっくりと見せようとしたのか 余計で意味ありげなエピソードを付け加えすぎ!あと30分は短く出来たね。
モタモタ感ばかり募って せっかく監督が意図したという「突然歌いだすミュージカルに抵抗感を持つ日本人にも 合唱ならわざとらしくなく自然に歌も出せるから・・・」というつくりが全て裏目に出て ただ退屈で 別の意味でのわざとらしさばかりが目立ったままで終わってしまうという結果になっています。
とにかく編集がヘタ過ぎる! そのシーンごとに観客は飽きてしまっています。
バスを追っかけるシーンもそう。モタモタしすぎ!
七浜高校合唱部の彼女たちの はつらつとした演技はそれなりだったものの 周りの助演者たち・・・特に年上の中堅俳優たちがまったくいけていない!うきっぱなし!夏帆の両親もそうだったけれど 地元のケーブルテレビの面々といい特に 間 寛平 のおじいちゃんのエピソードは 全く意味がない!孫に例えた しゃけが熊にかぶりつく置物をラストでピアノの上に置くためだけにつくった役ですよね?全く必要性を感じない役でした。
田中監督は 合唱のシーンだけに拘っていたようで 他のシーンはとにかくもたつくばかり。それに輪をかけて ゴリの大げさなエピソードは合唱が持つ清楚で 驚くほどの歌の輪の素晴らしさに素直に感動するという大前提をぶち壊しただけ。
選曲にポップスを加えたのは 固苦しいクラシツク的な曲では 観客がのれないと判断したのでしょうが尾崎 豊の曲なら誰が歌っても それなりに感動するわけで 湯の川学院高校合唱部のガキたちは どうみてもかっこうだけがヤンキーで 中身はおぼっちゃまにしか見えないから感動とは程遠いわけで・・・さらに ゴリだけが浮いたようにいい子ぶってしゃべりっぱなしで 後ろのガキたちは合いの手を入れるばかり。特にゴリが喋っている間は 待ちの演技どころか身動きひとつせず ゴリが喋り終わると 防波堤をゾロゾロとついて来るか 周りを取り囲むだけの動き。そういう意味で 今回のオバカなギャグ集団合唱団の あれでは観客はどうみても 感情移入できるわけがない!ゴリは普段のテレビのバラエティでは見られないようなマジな演技を魅せたほうが絶対良かったはず。
さらに予告編では面白そうに見えた 彼らの海岸でのヒップホップ風な振り付けによる練習シーンも本編ではただ退屈なだけ。
なんのことはなく 「合唱」という歌う喜びを明るく楽しく見せるのだからあそこだけは 軽快な曲に載せてミュージカル風に練習風景をつないでいけばいいものをあれだけで終わってしまっているではないですか!
この監督はカットの一部分のカメラアングルには凝るものの そのシーンを入れる前後の流れとかを計算していないから もたつくばかりで逆に作品のもつテーマとは裏腹にスラスラと流れるようなつなぎがされていない分 観客は飽きてしまうのですよ。
薬師丸のエピソードもちょっと無理しすぎてはいませんか?
それでも誰もが予感して期待しているラストの感動の地区予選のシーン。
アンコールでの七浜高校合唱部の歌声に 客席の他校の合唱部が そのユニットごとに感動しながら 順番にスタンディングオベーションで立っていき ラストは全員立ち上がって拍手の嵐・・・となるはずが、ここまでくると 笑いを通り越してただあきれかえるばかり・・・なんだ ありゃあ?????
彼女たちが歌っている曲はいいのだから それに感動して心から湧き上がる感情をおさえきれず ついカラダが席から離れて立ち上がる設定なんだから 普通は席をたつ前に 感動して身震いしながら「うん!うん!」と隣り同士顔を向かい合わせて うなずき合って自分も思わず歌いだして・・・・通常ならそんな感激の顔をアップにしてから席をたたせるのに ここでは次々にリハーサルどおりに 無表情なエキストラの合唱団たちが グループごとに指示されたとおりに順番に きれいにただ立ち上がっていくという・・・・あれでは感動もヘチマもないわけで!
ど素人でも高校生の合唱団を使っているんだろうから表情を作るのはお得意のはず!この監督は何を考えてるんだあ?コーラスの輪が生む 自然な「感動」を損なうだけで終わった感じがして仕方がなかったのです。期待していた作品なのでそれに裏切られると余計に文章が長くなってしまいました!(笑) 合掌。
シャケは天然ものがいい。
これはもう「天然コケッコー」の夏帆観たさでした。
まぁ…自信家なところは共通していますが、あとは…^^;
テーマは「合唱」で、もちろん歌唱面では素晴らしいし、
ゴリの学校なんて、選曲が尾崎ですからねぇ~ついつい、
聴き入ってしまうファンも多かったんではないかしら。。
ただ私、冒頭から中盤くらいまでは何だかなぁ~という
感じだったですね。やたらと夏帆の顔がヘンとか、口が
デカくてシャケの産卵みたいとか、言われるんですけど、
全然可愛いじゃないか~オカシイ顔ではないよなぁ~と
いう感じなんです。こう言ってはナンですが(ゴメンね^^;)
周りで歌っている女生徒の顔の方がよっぽどコワイ~xx
ホントです(汗)
好きな男の子にけなされ、自信喪失。。もう合唱なんか
やりたくない!とひねくれたところをゴリ達に励まされ、
また合唱を見直す…っていう、物語的によくある話です。
ただ魅力あるキャラとして、往年の合唱部!?的歌唱の
薬師丸ひろ子が歌ってくれたのは懐かしかったですね~。
でもなんで彼女が尾崎なんだ!?って私は思いました^^;
夏帆が部活動から干され、友情を失いかける、そこから
合唱への意欲を取り戻す過程はとてもよく描かれてます。
取材で来ていたTVマン、ともさかが言っているように、
合唱はひとりで出来るものではなく、みんなとの協調性
あってのものであること。それを夏帆が自覚するまでの
タッチが温かい。顔はカンケーないですよねぇ、やっぱ。
歌がすべて。なんですから(^-^)
ウォーター~、スウィング~、と比べると弱いんですが、
やはりラストの合唱は素晴らしいです。あ、もともと
彼女らの合唱は最初からかなり上手いんですけどねー^^;
気持ちの良い、青春賛歌作品です。
(こういうシリーズ毎年続くのかな?もちっと新鮮味を!)
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