「とっても楽しい!」カンフー・パンダ mori2さんの映画レビュー(感想・評価)
とっても楽しい!
今年の前半に、映画館で初めてこの映画の予告編を観て、笑いながらツッこんじゃいました『何で、パンダがカンフーやるねん?!』で、この夏遂に公開。あの“ドリーム・ワークス”が放つ、フルCGアニメーション大作(?)。予告だけでも楽しかったんですけど、本編もとっても楽しめましたよ。
主役のポーが、とにかくカワイイ!ポスターにもなってるあの肉まん持って蹴りのポーズをしている絵なんて、見てるだけで頬が弛んじゃいます。いやあ、キャラ的にパンダって得ですねえ!ホント見てるだけでホノボノしちゃいますわ。しかも、『あの体形で、何故パンダがカンフーを?』という、当初の疑問にも、この映画はキチンと(?)答えてくれるのです。そう、あの体形だからこそ!この映画は成立するのです(^^;。
各動物のキャラクターも、それぞれ特徴があって非常に面白い!『カマキリやツルに、カンフーって…』とツッコミ掛けましたが、よく考えると“カマキリ拳法”とか“鶴の構え”ってありますもんね(^^;。理に適ってるんですよ、この選択。むしろサルとかヘビの方が…って、コレも全部あるんやね(^^;。
そして、そのキャラ達に生命を吹き込んだ豪華声優陣!ジャック・ブラック、ダスティン・ホフマン、アンジェリーナ・ジョリー、ジャッキー・チェン、ルーシー・リューetc etc…。ハリウッド・スター達が、声の演技だけで観客を魅了してくれます。特にポーの声を演じた、ジャック・ブラックのおとぼけキャラ振りは、その体形とも非常にマッチしていたと思いますし、アンジー姐さんのシャープなタイガーや、ルーシー・リューの少し色っぽいヘビ。そして何よりも、困り果てたシーフー老師のうろたえた声は、ダスティン・ホフマンにピッタリ!皆、適役で楽しませてくれました。惜しむらくは、ジャッキーの声がもっと聞きたかったな~。
まあ、大爆笑するシーンはなかったけれど、最初から最後まで楽しくて、ず~っと頬が弛みっぱなしでした。然るにこんな映画でも上映中止騒動が起こってしまうんですから、吾輩にはアチラの国は理解できませんわ!